被虐の喜び...しおり

 

 

良い人間 - 1998年07月31日(金)

小学校が一緒で、中学も一緒で、高校から別々になった、
大好きな友達と会った。



わたしはみずきが大好き。


かわいいし素直だしどんな話も聞いてくれる。
どんな話も集中して聞ける。








実の話を、した。











しおり、それね、大切にされてないよ。



言ってくれるじゃないか、みずき。
すっごい刺さったよ。








なんとなく、一般的にみると、そうだろうとは思う。わかる。
でも、信頼ある友達からそれを聞くと、重く実感させられる。








けどね。好きでね。
実が大好きでたまらなくなるのよ。


その気持ちはみずきにもよくわかると思う。


だからどっちも、責めることは言わないし、結局は
男っていいよね、という話になるんだけどね。







夜、実から電話がきた。



明日、会えるって。







また有頂天。

なりそう。






なってるし。


...

付き合い泣き - 1998年07月25日(土)

3回目のデート。

デートとよべるかわからないけど。

それを、知ろうと思って。今日は。








暗い飲み屋で軽くお酒を飲む。
どっか行きたいとことかある?っていうからね、
あるって言った。
どこ?っていうからね、
海って言った。
これから。



今から海行きたいっていった。













横浜へ。


海。


やった。うれしいっ。






仲良く手繋いだり、砂浜のベンチでキスをしたり、
おまんこを愛撫したり、フェラチオをしたり。









波の音とか、遠くで若者のはしゃぐ声とか、それだけ。











とても興奮する。



砂まみれでセックスしたく、させる。












車にもどってから、続きでセックスした。









で、聞いた。
わたしたちは、なんなの?
実は付き合ってるつもりでいるけどって。







また有頂天。
しかも泣きそうになるくらい。



大好き。









1人暮らしならお家に行きたいけど、呼ばれたこともないしそんな話題にもなったことがない。

実の家には女の人がいる。
一緒に、住んでる。





昔から一緒に仕事をしてる人で、年も同じで、もしお互いに良い人ができても
仕事場を兼ねる自宅へは、連れてこないという約束がある、と。



そんなことを言った。

悲しく、させないでほしい。
悲しい気持ちになるようなこと、言わないでほしい。





今度紹介するとか、わたしのことはその人に話してるとか
そんなこと、どうでもいい。














なるべく、実といるときに、泣きたくない。


...

馴染む - 1998年07月15日(水)

変な決意を胸に、バイト。

とっととお昼に終われてとても嬉しい。


その気の調子で、いいかげん体も火照りすぎていたから
実に、でんわした。








声が、きけた。

夕方に待ち合わせの約束をした。











有 頂 天 ☆















会った日に行ったホテルでセックス。



実の肌は、とても、いい。

すーっと馴染む。







セックスはいい。
体にも心にもとてもいい。けど、それだけじゃだめと思ってた。
もっと、実の心もほしかった。


実からは色んな発言がある。

海、山、温泉、行けるの?





わたしと、行く気があるの?











それでもね。











その年で、独身で、わたしを想ってると言ってくれる実を
ほとんど信じてたのよ。


...

なんでこうなるの - 1998年07月12日(日)

友達と映画観る日。

渋谷で待ってるあいだ、もうだめになりそうなくらいに
実がきになってしかたなくて、
会ってからまだ3日なのに、何度実を思ってオナニーしたかわからない。







気が狂いそうに、だれかを犯したくなる衝動をおさえなきゃいけなかった。









電話した。

実の声を、3日ぶりに聞いた。
電話越しの声は初めてで、すてきで、いやらしくて、欲情させる。









また会えると言ってもらえた。それで満足だった。
実とまだ繋がってると思いたくて電話したんだもん。






わたしから電話してよかったと思った。

実は、わたしが実を何とも思ってないだろうと思って
なかなか電話できなかったって言ったけど。









はやくあいたい。


...

耐え - 1998年07月11日(土)

本日もなにもなく、おわる。




セックスだけの付き合いは今まであった。


つまらなかったから、もうイヤだと思ってる。


実とそういう付き合いはしたくない。


そういう付き合いをするにはもったいないほどの人だから。





だからね。

















どうしても、また会ってほしいのね。















意地張らなければいいのに、わたしから電話は、しなかった。










明日、うん、あしたになったら、電話する。

耐えられなさそうよ、声ききたいんだもん。




...

癪だしさ。 - 1998年07月10日(金)

ない。


なにも、ない。



電話とか、メールとか、ない。




え、じゃ、夢?とか考えたけど夢じゃないわけです。





また会いたいのに、会えないのかも。
どうしてもまた会いたい。どうしても。
電車で、手を握られた瞬間から、もう恋をしていて、たまらなく好きになっていた。


けっこう年上。15も。
自分から電話はできないよ。なんか恥かしいし、負けっぽいし。
もっと余裕で構えていたいよ。
強がって、いたいよ。










それだけで、たったそんな理由だけで電話しなかった。














かかって、こなかった。



...

会う - 1998年07月09日(木)

今日は友達とおでかけ。

遊んで帰る途中のできごと。




いつも使う乗り継ぎ駅で電車を待ち、乗り込む。
乗車率は80%ほど。
となりの人と腕が軽くぶつかっても仕方がない程度に混んでいた。
まだ明るい時間。窓からはきれいな月が見えたから
ずっと、見ていた。

そして、とても暑い日だった。

とても。







車内でわたしの手に触れる何かがあって、指先に意識を集中させると
人の手。だれかの手がわたしの手に触れている。
とても軽く触れている。

そのまま月を見続けていたら、だれかの手はゆっくりとゆっくりと
わたしの手に絡んでくる。














小指から。










ゆっくり。









だれかの指が乗ってくる。













小指。
















薬指。















中指。








どんどんだれかの指がわたしの手の中に入ってくる。

すこし、見てみた。じぶんの手を。

そこに絡んでいる手首は、きれいだった。
とても暑いのに、長袖のシャツで。
袖口にはノリがきれいに効いていて、うれしい気持ちになった。



















もうすぐ電車は駅につく。







つかないで。














もっと手を繋いでいたかった。










駅に着く。と同時に、だれかの手は私の手にしっかり絡み
手を繋いだまま電車から降り、向かいに停まっていた電車に乗った。









男の人は、乗り込んでしまった電車のなかで
この電車?と言った。
わたしは首をふる。
次で降りよう。







次の駅で降りて、ホームのベンチに2人で並んで座った。

その時に顔をやっと見た。
とても良い顔の人。








お互いの家はこの駅ではないので、向かいのホームから戻ることにした。


もどった駅でお茶に誘われた。
快くうけた。


喫茶店でお茶しながら、名前、年、仕事、今日なにをしていたか、
そんな話を、切れ切れに、長い時間をかけて話した。
男の人はホテル行かない?って言ってきた。




数分前に知り合った知らない人とホテルに行くのは初めてだった。




名刺をもらって電話番号を教えあって
下着を脱いだところまでの記憶しかない。

きっと、とても緊張していて、とても嬉しかったからだとおもう。


















彼との出会いから、わたしの道はとても変わった。


...




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