「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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昨日、トイザラスで買ったゾイドは、 パーツのプレートが13枚もあるという大物。 モックンはやる気満々。 おかーちゃんは、もちろん腰引け気味。
モックンは、ファンヒータの前にちゃぶ台を置き、 パーツを箱から出して、ちゃんとニッパーも用意した。 にこにこ顔で、私を呼ぶ。 「おかーちゃん、はよつくろ!」
どうなんだ、こういうのはおとーさんが作るんじゃないのかい? ・・・いや、うちのひげ長男が作ったら、 いちいちすべてのパーツに丁寧にやすりをかけて、 納まりの厳しい確認が、延々と続き、きっと一日では仕上がらない。 そして、モックンは「ボクのゾイド」なのに出来上がってもさわらせてはもらえない。 ああ、目に見える〜。 男の子だもんなぁ。
しょうがない。手伝うか。 作り方の説明書がまた分厚い! おや、でもこれ、ミニ四駆のと比べるとわかりやすいなぁ。 「モックン、Aの3とAの4て、ここに書いてあるやろ。 これ二つ切り離してみ。」 「わかった!」
モックンは、アルファベット26文字と数字3桁までなら読める。 Aのプレートを探し当て、3と4を間違いなく切り落とした。 ニッパーの使い方も、ミニ四駆で鍛えただけあって うまいもんだ。
「そうそう、おお、うまいこと切れてるー。 これをな、この本のとおりに、ぱちんとはめるねん。」 「はめて!」 「やってみ。」 「うー、うー、かたい!」 「ちょっとずれてるからはまらへんねん。ほれ。」 ぱちん。 「できたー!つぎはどれ?」
しめしめ、やつは自分でできそうな気になってきた。
わかりやすい説明書のおかげで、 モックンは、本体、足、頭と次々に自分で組み立ててゆく。 私は隣りに座ってファンヒータでお尻をぬくめているだけだ。
・・・そして、そのうちおかーちゃんは、お昼寝をしてしまった。
わっ!と慌てて目を覚ます。時計を見る。うわ、お昼過ぎてる。1時間半も寝てた!
目の前に完成したゾイドが立っていた。
うわ〜〜。 モックンがひとりで作ったー。 そりゃ少しは手伝ったけど、 でも、ほら、難しそうなとこみんなちゃんとできてるー。 いつもならちょっと難しそうになったら、 寝てようが、トイレに入ってようが、お構いなしに呼ぶくせに。 しかも、パーツのプレートがちゃんとまとめて、片付けてある。
モックンが起きた私に気がついた。 「おかーちゃん、できたよ。かっこいいやろ。」
かっこいい。 モックン、かっこいいー!(←バカ親!!)
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