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手打ち蕎麦 - 2001年06月01日(金)

「手打ち」って何を持ってそういう表現をするのであろうか?

人それぞれ異なる見解を示すであろうし、食べる側から見た「手打ち」と作る側からの「手打ち」とでは大きな違いが生じてくると思う。どちらの言い分も判らない訳ではないが、私は食べる側の人間なのでどうしても後者の方になってしまう。

法律には表現の自由は保証されているが、物事には「道義」というものが存在する。どちらの立場になって物事を考えるかはそれぞれの自由ではあるが、飲食店の場合食べに来るお客様がいてなんぼの世界であり、その人たちの期待を裏切る行為は本来あってはならないもの。

でも、その期待を裏切るお店がやたら多いのにはがっかりとさせられる・・・店側の身勝手なパフォーマンスで過剰なアピールをしているということである。蕎麦屋で多いのが「手打ち」ではないのにそううたっているお店だ。「打つ」という表現は様々に捉えることは出来るが、一般論でいけばちゃんとした「手打ち蕎麦」を指すはずだが、店側の理屈でいけば殆どすべてのお店が「手打ち」になってしまう。

私が手掛けたお店の場合、機械打ちのお店は決して「手打ち」とは表現させないし、それをすればお客様を裏切る行為となってしまう。そこまでして売上を上げようとはして欲しくいないし、それに釣られてきたとしてもそれは真のファンとはなり得ないからだ。

商売というものは本当の真実を如何に確実に伝え、それをお金を支払う側が評価するかではないかと思う。それは上っ面だけの評価の店は決して長続きはしないからだ。


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