今、好きで見ている番組で「仔犬のワルツ」という土曜日の21時から 放送されている安倍なつみ扮する盲目少女が主役の番組があります。
その中で挿入曲として、養子の芯也が作曲したとしている「グロリア」 (千住明氏の曲)というピアノ曲が好きで、これを聴くために見ている ようなものです。
一見、少々ドロドロしたお情けドラマのようにも見えなくはありませんが、 自分はピアノ曲を紹介してくれる音楽番組のつもりで見ています。
小さい頃から今まで、クラシックという範疇のジャンルは好きではなく、 どちらかというとJ−ポップス系の軽いやつが好きです。高校から大学の 間には、ヘビメタやフュージョン、ジャズなんかも聴きました(兄貴の 影響でビートルズやクラシックも聴いていました)が、どうも馴染みません。
音楽は心で感じるものだから、どれがいいとか悪いとかはありません。 人それぞれの感じ方があるから、いろんなジャンルの音楽が存在している わけで、ランクも善し悪しもありません。
話を戻せば、ジャンルで言うと確かにクラシックは好きではありません。 でもクラシックの全てが嫌いというわけではなく、クラシックを取り持つ 環境が嫌いなわけです。曲そのものが嫌いというわけではありません。 金持ち気取りの態度が嫌いなだけです。
とはいえ、クラシックの世界に入ると、音楽だけで生活ができている人が どれぐらいいるかというと、ほんの一握り。交響楽団に所属している人でも、 そのトップの人しか音楽だけで生活できないと聞いていますし、関係者の 暮らしぶりを見ていても、その通りだと思います。誰もが何かしらの仕事を 音楽以外でしています。
やっている本人は、そういった厳しい環境ですが、それを取り巻く人々が、 あたかもクラシックは金持ちの特権かの如く振る舞うことが気に入らない。 クラシックを聴ける人間は金持ちだと思い込んでいるフシが見えてね。
だから、そんなイヤーな雰囲気を感じさせないところで聴けるクラシックは 単純に、曲がいいかどうかで判断できるので、普段見ているテレビ番組で いいなぁと思える曲が流れていることそのものが好きなわけです。
野球と同じ考えですが、音楽そのものは好き。でも個々に好き嫌いはある。 それだけのことです。ジャンルの枠は関係ありません。
番組の構成として、そこに「グロリア」という楽曲が流れている。 それが好き。それだけの話でした。いやいや。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
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