ノーエの日記

2003年05月29日(木) 手塚治虫文化賞

朝日新聞社主催の手塚治虫文化賞の新生賞にヒカルの碁が入賞。

表彰された日に朝日新聞、読売新聞紙上で作品に対する評価や、作品の及ぼした影響について、書かれていたらしい。

しかし!ナゼ関西圏の読売新聞には記事が載らないのだろう?
朝日新聞社が主催しているから、他の紙はスルーなのか…。

昔、インタヴューを受けた手塚氏が、
マンガは市民権を得て文化になったかという質問に
「所詮、マンガはマンガだ」とお答えになっていたが、
むろん本気の発言ではありえない。

手塚氏のファンであれば氏の心中察して余りあるのだけれど、
とかく日本においては新しい“文化”は育たないし、
古い“文化”は廃れていく。

流されて堕落していく、浮き足立ったブームが、
さも“文化”まがいに受け入れられているかのような不愉快さが拭えない。

そのくせ、妙に権利だけが叫ばれる著作権問題。

心有る作品の守られるべきモノが守られず、著作権が守っているのは、
権利が所属している企業の“利益”である。

くだらない。


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