2006年02月18日(土) - カミカゼタクシー
バンコクの空港に着いたのが午前0時半。
両替と水分補給してホアランポーン駅へタクシーを飛ばす。
高速道路で時速150キロを体験する。
疲れていたので恐怖を感じる元気もなく、よれよれとホテルへ。
友人の行きつけのホテルは、耐震強度という言葉がいかにローカルな冗談だと気づかせてくれるような、壁に立派な穴空け装飾、風通しを設けてあった。一部屋300バーツ。温水シャワーなし。

外の屋台でタイフードとタイビール「チャン」の洗礼。
屋台の大将「てっちゃん」に数字の発音を学ぶ。
てっちゃんは英語がうまい。

2時頃ホテルに戻り、夜行寝台の切符を購入するために5時に起床の予定。
しかし、ハッと目が覚めたのが9時。
友人が揺すったけど起きなかったらしい。
反省。
列車の出発が夕方なのでデパートへ必要品を購入しに。
友人が「綿密な地図とコンパスと携帯電話を買え!」
とほぼ命令口調で言った。
札幌を目指して襟裳岬に行った実績のある私には、それは全く正論。
携帯電話屋はすごく賑わっている。
選ぶのが面倒くさいので、中古で一番安いのを購入。
SonyEricsson製900バーツ。
SIMカード290バーツ。
通話用のプリペイドが500バーツ。
時計につけれるコンパスが20バーツ。
地図は適当なのがなかったので見送り
これで存分に迷子になれる。
みんなは列車の時間までマーケットをぶらつくというので、
私は一人で野良犬や野良猫を追いかけて写真を撮って歩いていた。
突然スコール。
傘とかカッパとか全然役に立たない。
身動きとれず駅の立ち飲みコーヒーで時間をつぶす。

列車の出発時刻が迫っていたので、友人が焦って電話してくる。
地下鉄で戻ろうとしたが、私は駅名の発音が悪いのでなかなか切符が買えない。
何とかギリギリ間に合って、
いざ南のサムイ島へ。
よーく列車を見ていると、至る所漢字で書いてある。
日本で引退した列車の再利用をしている。
ワゴンサービスのお弁当は割高だけど、
結構美味しい。
売り子のおばちゃんと仲良くなったが、
ビールをたくさん売ろうとしてくるので、
寝たふりをしてやり過ごす。
列車の旅は時間がゆっくり過ぎて、
旅情は高まる。