日常喜劇

2010年12月10日(金) プリズンブレイク・シーズン1


レンタルビデオが期間限定1作100円だったので、
思い切って1シーズン・12枚借りてきた。
そしたらもう、この一週間の余暇は全て
プリズンブレイク三昧に。

兄弟好きとしては見ておかねば!と軽い気持ちで
見たんだけど、けっこう内容ハードで疲れてしまった。

内容は、無実の罪で死刑宣告を受けた兄を助けるため
わざと犯罪を犯して兄と同じ刑務所に入る弟が主人公。
弟は天才設計士で、その監獄を設計したのも彼。
体中に設計図を刺青として彫り込んでの救出劇なのだが、
天才というからもっと鮮やかに抜け出すのかと思ったら
クギ1本ゲットするのに3話かけるというスローペース。
今まで犯罪者の中で暮らしたことないから色々大変なのは
解るんだけど、あまり派手に生かされてない天才設定だな。

監獄では、看守が囚人達と裏取引してえこひいきしたり
囚人の中でも力関係があって人種で対立してたり、
看守同士でも力関係があってとにかく治安が悪い。
主人公は監獄で働く女医と淡い恋愛したりするが、
ラストにはそれも報われない展開に。
というかとにかく人が死にすぎる。
主人公とその家族以外死に過ぎ。
主人公一味からちょっとでも距離が出来ると速やかに
殺されてしまうシステムが怖いよー。そのくせ
兄の釈放を目指して頑張る幼馴染の女弁護士は、
何度も命を狙われてるのに危機感薄いままあちこち
動き回って、周囲ばかりが死んでいくありさま。
アメリカの映画やドラマは「元恋人」とか「再婚相手」に
厳しすぎるんじゃないか?
人格的に問題ないのにあっさり死んでいくのがイタイ。

しかし話は、いろいろな人間の思惑が入り乱れてるし、
バックボーンもちゃんと描かれてるので人間としての
厚みが出ていて面白い。ちょっとしたワンシーンが後の
ストーリーに生かされるのはドラマの醍醐味だよね。
弟がどうしてそこまで必死に兄を助けようとするのか、
理由が出てきてスッキリした。
そしてシーズン1ラストでは、

まさかの脱獄までで、走って逃げてる途中エンド

という中途半端さ。
追われてるシーンで幕切れって続きが気になるじゃないか!
ちょっと現実逃避して「二人で海でサーフショップでも」
とか語ってた未来はどうした。
いつになったら安住の地に行けるんだ。
ビデオ屋に「シーズン4」がチラ見えしてたし、
当分ムリなんだろうなぁ…頑張れ兄弟!


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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