この前の日記で「だいぶ調子が良くなった」と言っていたのはとんでもない誤算だったのでした。今度の風邪はいわば「日替わりフルコースの風邪」だったのです。おそろしや・・・。いってみればほんの前菜程度の症状だったのである。まず最初に鼻水がちょっと出るしだるいし、こじらす前に早めに休んでなおしてしまおうと思って前回の日記の通りだったんですが、その次の日、朝は調子が良かったものの風の強い日でちょっと外に何時間かいたらいきなり、ごん、ごん、がつーんと言う感じで刻一刻と体温が上昇して行くのがリアルに感じられるほどの状態に。たまらず、途中で車の運転を妻に替わってもらって家にたどり着くと同時にベッドに直行。 いったい体温何度?はかってみると、”38.4度”。うーむー、38度を超えていたか・・・・。どうりで・・・。いくら布団を掛けても全然暖かくならない。「こ、こりはどうしたこと?」30分後あまりに体が冷たいんで、まさか30度くらいに下がったのでわ?と不安に思い、再度検温。”38.8度”あれ〜?暖かくなってるじゃん。っつーか熱上がってるんだよ!うーぶるぶる。さらに30分後にはついに39度オーバー。のどもひりひり痛くなってきた。夕御飯はホントにくず湯しか入らない。39度を超えるあたりから寒くはなくなった。けれど、今度は暑いのだ。暑くても汗をかくような種類の暑さじゃなく、”熱い”のだ。空煎りしているフライパンみたいに・・・・。 こんな風になったら一体体温は何度なのかな?そう思って、検温。「おお!39.4度」過去最高記録にあとすこし!(過去最高は確か39.6度)ガンバレ日本!そんな風に熱にうかされ、のどは腫れ、だんだん水を飲むのものどに引っかかるようになってきて、コレはまじやばいかも、ここまで来てやっとそう思った次第なのでした。 当然次の日のPTAの会議&給食試食会(楽しみだったのに)もドタキャン、昼頃ついにかかりつけのお医者さんへ。私を診た先生は0.3秒でこう言いました。「うわー、こりゃひどい。注射打ちましょう、2本。」
次の日はさすがにちょっと楽かな?と思ったので、検温、”38.6度”おおー! いわゆる普通の高熱レベルに落ち着いたぞ!ちょっと安心して布団の中で本を読む。
「トムは真夜中の庭で」 フィリパ・ピアス またまた児童文学書なんだけど、これ!最高でした。ひさびさに私の好きなタイプの本に出会えたという感じ。どんどん物語が映像としてイメージできるし、引き込まれます。そしてラストにまで完璧に気を配ってあって。こういう良い本は「読んだ」と言うより「疑似体験」のレベルと言ってもいいと思う。 夜中にだけ出現する庭園で、トムと友達になるハティーという少女。 2人の時間を超越した不思議な友情のお話。お薦めです!
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