それで全てが、叶うと思う?
君の声が嗄れても。
蒸発してゆくひとの命を、神様は見ているだけでしょう?
雨が降ろうとも既に、あたしは生きれない。
もう、それだけじゃ足りない。
ねぇ、君には何が必要?
強い心 強い身体 温かい、夢
選べないのは、分かってる。
だからあたしは、他人の様に。
完全に不完全な、固まりを嘲笑うの。
ねぇ、貴方の目にとても透明な、その優しさが見えるの。
穢れた全てをナシにして、偽善じゃなくて、自惚れじゃなくて。
だれかを想うことも、あたしは。
もう何も、しちゃいけないのね。
あたしの手からは零れ逝く、そのすべてを羨んでは。
戻ることもない白い空に、今日もねがいを捧げるの。
失くしながら、生きること。
失くしてしまった、貴方の思い出さえも。
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