⊂サディストの優越。⊃
2001年12月05日(水)

貴女達は壊れてゆく。
『ひとは支え合って生きてゆくもの』
シニシズムの海に沈んだようなイニシエだわ。
猿の脳は記憶し、イケナイコトも覚えるのよ。
彼女達は壊れてく。
壊すのはとても楽しい。
全てはあたしの一言で、増殖する憂鬱。
『ひとは利用するもの』
『利用し利用されて生きてゆく』
そうでしょう。
指折り数えてみて。
ねぇ、誰と誰が生き残っていた。
愛失きこの世界を少しでも覗いてみれば、夥しい裏切りと。
復讐と、聴こえもしない闇の中。
腕を伸ばせば誰かの傷跡。

あたしの拡げた時間のフローチャート。
全部、解っているわ。
どんな一言で貴方を沈め。
どんな一言で貴方を救えるか。
嘲笑って遠くもない未来を眺めるのよ。
機械は壊れるの。
流れてしまうの、あたしの実験台。
ねぇ、あたしを普通じゃないって云って。
いつまでも可愛く、無邪気に在るのよ。
いつまでも貴女達があたしを守ってくれるように。
もうあたしが傷付かないように。
苦しい?
気付いてるの、馬鹿じゃないもの。
雑魚じゃないの、ひとめで貴方の心なんて理解るわ。
だからちょっとくすぐってみただけよ。
上手に生きるの、培った慰めと引き換えに。

愛なんて知らない。
どんな場面でどんな風に感じればいいものなの。
どれが本物?
真実?嘘つきばかりでしょ。
犯したいの?こんな密室。
あなたの口付けなんて、あたしはなくても生きて往けるから。

触らないで触らないで触らないで見ないで笑わないでねぇ、
もう此れ以上。
あたしに愛など見い出さないで。

さようなら。



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由弥 [御手紙]