⊂干涸びたかえるみたいね。⊃
2002年01月31日(木)

喉が狂うと無性にうたがうたいたくなる。
指先で捻り潰した思い出のなかに、ひとつ。
狂った喉と、苦い思いをした肺が。
言葉を紡ぐ暇もない。
会えなくなって往く景色の端で、動けなくなると思ってた。
足跡ひとつ残せない、蝉になった筈だった。
毎日は最後の渦。
さようなら、あたしの記憶。



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由弥 [御手紙]