⊂街路戦争⊃
2002年10月13日(日)

音楽というものに、あたしは目覚めていないのかも知れない。
そう思ったのは、先週の、水曜日の、深夜だった。
うたうということを見つめ直した時。
あたしはうたうことが好きなだけで、
音楽が好きな訳じゃない、ような気がした。
漠然。
音楽は、何時も隣に在る音楽は、聴く為の音楽で。
あたしは音楽をうたっている訳じゃなく。
うたをうたいから、うたをうたっていて。
うたをうたう為に音楽を作っているひとが、羨ましかった。
うたう為に、ギターを鳴らし。
うたう為に、ピアノを弾き。
伝える為に、言葉を紡ぎ。
それを無くしたらうたがない危機感を、音楽をやってくひとが持っているのかと思った。
考え始めたばかりの事だから、よく解らないけれど。
音楽に目覚めなきゃ。
どうしたら目覚められる。
目が覚めない、何が好き、なんだろう。
うたを作ろう。
うたう為に曲を作ろう。
言葉を紡いでうたにしたら、うたをうたえる。
音楽に成る気がする。
もっとたくさん自分の事を考えよう。

うたをうたいたい。
この時間を越えてしまったら、もう何も無くなってしまうから。
それまでの間にあたしは。
うたの居場所を見付けてあげなきゃいけない。
あたしの中で一番長く生きていたあたしを。
殺したくはないの。



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由弥 [御手紙]