⊂ゆめ は ゆめ⊃
2003年04月23日(水)

屋根から飛び下りる夢をみた。
階段の無いベランダに飛び乗って、雪の残る部屋の前。
ひとは空を飛べないからと諦めていたあたしは、
アスファルトが剥き出しになった地面へと、まっすぐに墜ちた。
痛くはない、さすが夢。
あいつが来てあたしを追い回し、怒鳴り散らされ言葉をなくした。
あたしは何度も其処へよじ登り何度も飛んでは墜ちた。
絶望と不幸が、ひとつずつ死んで逝く様で、楽しかった。
そして目が覚めると、息はとても苦しく、死んで仕舞うようだった。

それでもあたしは眠り続けて、また夢をみる。
月を靄と虹が包んで、とても綺麗な初夏の夜。
お母さんが、とても優しい夢だった。
あたしを迎えにきてくれると云って、電話をくれた。
携帯の電池は、あとひとつで無くなる。
お母さんはあたしを見付けられずに、とうとう迎えになんて来なかった。
かわりに友達が側に居てた。
それでもあたしは、嬉しくなんてなかった。

昼間は雑音であろう、東京の音が聴こえて、其の方が安心して眠れる。
夕方の授業へ行く準備をしよう。
ご飯食べないといけん。



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由弥 [御手紙]