ゆめノかけラ
koi
基本的に(例外もありますが)、その日見た夢の話です。



 今回すこし危ない?

ホテル内の、パーティ会場のようなところで、コンパニオンのようなことをしていた。わたしはシックな黒のドレスを着ていた。肩が出ているデザインで、スカートの長さは膝上丈。黒の、ストラップのついたハイヒールを履いている。

憧れのアーティストと、内心どきどきしながら、ゆっくりと会話をしていた。そのひとの煙るような眼差しとか、空気に溶けるような声を聞いていたら、だんだんぼうっとしてきて、ビュッフェに使っていた小さなフォークを落としてしまった。あ、いけない、と思うがもう遅い。育ちのいいひとなので、そういうミスは嫌いであると、何かの記事で読んだような記憶がある。失礼をわびるが、やはり微妙に機嫌を損ねた様子。「あちらでOさん(昔わたしが興味を持っていたアーティスト)がお困りのようだから、行ってあげたら?」と、静かに退出をほのめかされる。

わたしは内心ひどくがっかりしたが、仕方なくその場を離れる。あーあ、彼には他の子がついちゃうんだろうな、と思いながら、酔っ払っているO氏の世話をする。ロビーのソファに寝かせ、水を持ってきたり、あおいだり。慌てた様子のマネージャーさんがいらしたので、二言三言会話してその場をあとにする。

もう、いてもつまらないから、裏方に回ろうかな..と、控え室に行こうとしたら、はじめに接待していた彼が、いきなり後ろから表れ、わたしの腕をつかんで、ブランド物のバッグがずらりと並んでいる部屋に引っ張り込んだ。「???」と思っていると、耳元で、「お金をとったりはしないから..(命奪ったりしなから、あるいはお金はあげるから..だったかな、よく聞き取れなかった)」と、ぞくぞくするような声で囁かれた。彼の着ていた黒いスーツが肌にふれ、そのなめらかさに、あー、やっぱり素材のいい服を着てるんだなぁ、と間抜けなことを思っていたら、わたしの肩から首筋にかけて、彼の唇か舌が軽く這うのを感じた。

きゃあぁぁ。エロティックな雰囲気に驚き、目がさめてしまった。

2001年10月20日(土)
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