埃まみれのノートブック
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2002年02月05日(火) 初恋の君


まだ小学生で初々しかった頃、はじめての恋をした。
保育園から一緒だった、ちょっと照れ屋さんで優しい男の子。
小学生の頃は男の子も女の子も関係なく、みんな仲が
良かったから一緒に遊んだり、お喋りしながら家路に着いた。

彼とは中学も一緒だったけれど、クラスが別々になって
そのうちたまにすれ違うだけになった。
相変わらず、ちょっと照れ屋さんだった。

年月だけが過ぎ、彼との接点は何一つ無くなった。
もちろん、会うことはもうない。

今日、久し振りに彼の家の前を通った。
いつも通る度に、ちょっぴり甘酸っぱいような、不思議な
気持ちで胸が満たされる。
お父さんが数年前に亡くなったと聞いたけれど・・・。
今、何をしているの?初恋の君。
いつもお家は夜でも真っ暗で、何だか悲しくなるよ。
もう、そこにはいないのかな・・・。
どこにいてもいいけれど。
どこかできっと、しあわせでいてください。
初恋の君へ。


Ira

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