埃まみれのノートブック
Index|past|future
2002年02月13日(水) |
期間限定の奇妙な愛国心 |
ソルトレークオリンピックが開催されています。 私は子供の頃から大のスポーツ観戦好き、オリンピックは それはそれは大きなイベントだったのです。 (ココロが具合悪くても、こういうのはまた別・・・) 私は運動音痴の部類に入るので、ただスポーツが出来る というだけで憧れを抱いてしまうのでした。 長野オリンピックも二回も観に行けたけれど、あれから もう四年なんて信じられないな。
今回のソルトレークは、前回の長野よりは盛り上がりが 少ないと思うけれど、それでも私は毎日早朝から 観戦中。 こういう性格だから(どんな性格なんだろう) のめりこみ易いし、選手と一緒に喜んだり悲しんだり とにかく感情移入しすぎるのが難点。
ところで私みたいな人間にとって、この日本という国はとても 生きにくい場所。 だからと言って海外なら幸せになれるかというとそういう訳でもなくて。 海外では、また違った大きな苦労があるに違いないのだから。 それに、この国の未来が明るいなんて思えない。 悲観的かも知れないけれど。 だから私は、日頃、この日本という国に愛国心の欠片も 持っていない。 アメリカ人のように、(あそこまで行かなくても) もう少し自分の国を愛する事が出来たら・・・
けれど。オリンピックの時は何故か日本人ということを 強く意識してしまう、、そして精一杯応援している自分が いて。何だか矛盾していると思うけれど。 でも、私だけじゃなくて他の日本人で、日頃から愛国心を 強く抱いている人なんて少ないよね、きっと。
期間限定の、奇妙な愛国心。 オリンピックが開催される度、ほんの少し違和感を 感じてしまうのでした。
|