「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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ISISが起こしたパリのテロ後、ネットで二つのことが頻繁にポストされています。それは、フェイスブックのプロファイル写真をパリの国旗に変えるという行為が広がっていることと、テロで家族を亡くした男性のコメントを賞賛するものです。 プロファイルの変更について、人々はそれぞれ個人の理由においてフェイスブックの機能を利用しているということがわかりました。そして、私自身の経過について、私はパリのテロ事件を知った時まず怖いと思い、それからそのことについて語り合う相手を探しました。テロの原因はテロリストの悪意、結果は130人の人々が遠い国で亡くなった。これはどういうことなのか。今回またはそれ以前にも標的となっている国は私の住んでいる場所からは遠いけれど、今後は?アメリカはまたアタックされるのでは?それより日本は安全なのか?私は自分の不安と疑問を解決すべく友人や近辺の人々と語り合い、心の落ち着きを取り戻しました。人々の考えと私の考えがどのように同じでどのように違うのか、機会があれば尋ねてみたいと思っています。 二つ目の、テロでご家族を亡くした男性を賞賛する報道について。妻と息子さんを殺された男性がネット上でISISに対し彼らを憎まないとコメントしたことから彼の行動が賞賛されネット上に広まりました。もしも私が彼ならどうでしょうか。私は大切な人を殺された時その犯人に怒りを感じずにいられるでしょうか。もし仮に自分の子どもが殺されたら、私は一度は半狂乱になって泣き叫び、子どもの命の時間を奪った人に対して激しい怒りを持つでしょう。または、起こった出来事を受け止めきれずに一度は無いものにしてしまうか、自分の人生から分離させてしまうかもしれません。いずれにしても、私の大切に思う人を奪った当事者を一度は憎まずにはいられないでしょう。 そういえばテロが起きる2、3日前のカレッジで、人が持つ防衛機制を勉強しました。簡単に言うと、人間には抱えきれない苦しみを別の形に置き換えたり無意識下に抑圧したりして自分を守る能力がある、ということです。心のことを勉強し始めた当初、私の過去の行動がすんなりこれに当てはまることを発見して感心したのを覚えています。
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