「生きていくのに大切なこと」こころの日記
DiaryINDEXpastwill


2015年12月03日(木) ワンダーランド

やっと、アメリカで本当にしたいことが一つ出来たことのご報告。それはプラスの生き方を人々に伝えるということです。語らせてもらえた場所はカレッジのクラスで材料は自分で作った島。一番魅了されるものを身の回りにあるもので表現するというタイトルの中で出来上がったその作品のタイトルは、感じたことを表現したそのままに近いワンダーアイランドです。材料は、四角い箱以外は全て自然界から集まったもので、二つの黒い箱にはマイナスの世界が、赤い箱にはワンダフルを表す言葉が入っています。ちなみにステレオタイプと書かれた黒い箱は、心育ての父ハイドがカウンセラーとして、一人の人としての経験を通し感覚で集めた、日本の社会から消えてもらいたいネガティブな要素が入っています。私はハイドの箱の中身を踏まえて、差別社会と書かれた二つ目の黒い箱には地球上からなくならなくてはならない差別用語を入れました。ワンダフルと書いた赤い箱は、その中身を意識すれば多少のネガティブは去なせていける、という設定です。真ん中に置いた貝の中には砂でなぞったワンダフルの文字。異国でワンダーに生きている心友達のイメージです。ユーカリのは葉っぱの側に浮かんでいる白い雲や鳥の羽は日本でベジタブルガーデニングを楽しながら育てた綿を見せてくれた心友を思わせます。左上に置いたピラミッドはマスローという精神医学者が創設したという人間の基本的欲求のピラミッド。頂点までたどり着くと至福の時を感じられる自分になれるという彼の理論です。ちなみに彼は、殆どの人は頂点にたどり着かないまま人生を終えていると記録を残しているそうです。(ハイドの生き方やマスローの理論はのちの語ることができればと思っています)
 出来上がったワンダーアイランドを使ってクラスで説明会をしました。私の年齢上、我が子達と同じ年代のクラスメイト達で、普段はあまり共通項がないのですが、普段寝てばかりいる男の子やそっけないイメージのある女の子が私のつたない英語がいつもよりも根気よく私の言葉を聞き取ろうとしてくれているように思えてきて、何よりも語っている自分の内容に私自身が嬉しくなり、(あーこれが、私が本当にしたいことだな)と思いました。実は、このワンダーランドの奥にはもう一つ、ワンダフルな気持ちをキープするよりももっと奥深い、よく生きる為の基本となる大切なことが入っているのです。ワンダーランドが、その最も奥が深くて大切なことを人々に伝えるきっかけを得る為の入り口として、出来上がったと逸品になればいいなと思っています。


Mamo |MAILHomePage

My追加