カウントシープ
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2006年02月07日(火) ウラディミール・マラーホフ

リトルダンサーを見てから、またバレエへの熱が再燃している。といっても、ボクは勿論バレエは過去にもやったこともないし、見に行ったりすることもない。クラシックを聞いているうちに自然とバレエ音楽も聴くことになり、さてバレエは?ということで買い集めたCDが幾つかあるだけだ。

それより以前に、絵を描くときの参考に、バレエの雑誌を一冊買ったことがある。もう10年くらい前だろうか?それはマラーホフという美しい青年が特集されたダンスマガジンだった。特にこの青年を知っていたわけではなく、たまたまバレエの雑誌を買おうと思い立ったとき、たまたま書店に並んでいたのがその本だったのだ。

それから時間が流れて、つい先日、大好きなくるみ割り人形のDVDをやっと見つけた。今までまったく無かったわけじゃないけれど、いまひとつピンとこなくて、やっと出会ったそれをよく見てみたら、王子役がマラーホフだったのだ。クララ役の女性も大変美人で、ボクはこの小さな縁に嬉しくなりながら、DVDを買って帰った。

そうして、初めて見る動いているマラーホフは、本当に美しかった。雑誌に、羽根のように着地するというようなことがかいてあったけれど、本当に彼は、しなやかに、まるで羽根が生えている人のように飛ぶのであった。

あまりの美しさに、動きのひとつひとつも見入ってしまう。バレエは本当に美しい。体の動きは循環する力動によって支えられ、流れる動きと、真摯な指先と、相対するような動きが心に訴えかけてくる。


ロビン