カウントシープ
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2006年02月22日(水) |
苦しみが少ないように |
ボクの飼っている犬達のうち白いの2頭は、ある犬に憧れて迎えた。
その犬は、とても綺麗で賢く、そしていつまでも子供のような明るさがあった。ボクはその犬にすっかり恋をしてしまい、その犬の子供のうち、なるべく柄の似ている子犬を譲ってもらった。
一度、ボクの家に預かったこともあって、3ヶ月程一緒に暮らしたこともあった。親子で並べるとよく似ていたけれど、どう見ても父親のほうが美人だった。
やがて、犬が5歳になるころ、もう一頭子犬を迎えることになった。その子犬を迎えることにしたのは、憧れていた犬の孫であったことと、姿がとても似ていたからだ。 そうしてボクの家には、その犬の娘と孫がいる。
今、その犬は癌と戦っている。少し前に見つかって手術もしたけれど、残念ながら転移していたのだ。転移はどんどん広がり、もう時間は長くない。飼い主も、毎日一生懸命看護している。本当に、奇跡が起きて助かって欲しいと思うけれど、せめてもの、苦しみが少ないようにと祈るばかりだ。
ロビン
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