ヤグネットの毎日
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朝は近鉄寺田駅で宣伝。駅まで車で送る人たちがとても多いことをあらためて発見。 宣伝が終わって、帰ると息子の様子がおかしい。服は着替えていたがどうも保育園にいくそぶりをみせない。「さ、保育園いこ」って抱き上げようとすると、「ぼく眠たいの、保育園行きたくない」とごねはじめた。最初は、やさしく声をかけていたが、だんだんイライラが募ってきてしまい、「お父ちゃん、大事なお仕事があるんだから。いってくれ!」と最後は怒鳴ってしまった。
「また、やってしまった。」ーーーすぐに自己嫌悪にさいなまれる。すでに今日のスケジュールが決まっていて自分ひとりの責任で他の人に迷惑をかけられない。そう思うと、目の前でいつもどおり保育園にいってくれない息子に「なんでいってくれへんのや!!」とあたってしまう。この子に何の責任もないことなど、十分わかっているのに。 息子は、泣きながら僕のひざの上でシクシクしているうちに、いつのまにか眠りはじめてしまった。保育園に電話でお休みの連絡をし、しばらく背中をトントンしてあげていると、深い眠りにはいってしまった。結局、午前中いっぱい眠りつづけた。 午後からが大変だ。僕は挨拶まわりの計画がすでに入っていたので、とにかく事務所でビデオでもみていてもらおうか、と目覚めたばかりの息子を車にのせて出発。事務所にいくと、スタッフの人たちがあちこち連絡をとってくれ、幸い、知り合いの方がお家でみていただくことになり、ご好意に甘えて夕方までみてもらった。 普段の僕は、議会開会時以外は時間に窮屈にしばられる生活をしていない。だが、こうして分刻みのスケジュールのなかで息子の登園しぶりなどがあると、出勤時間がきまっている会社づとめのお父さんやお母さんは本当に大変だろう、とあらためて思う。
夜、妻が息子から保育園に行きたくなかった理由を聞き出した。 「保育園にね。マメまきで鬼さんがきて、走りまわるのがこわかったの。。。。」息子は今日が保育園の豆まきの日であることを知っており、昨年の経験から鬼さんが走り回る姿を覚えていて、それが怖くてしかたなかったのだ。その話をきいて、息子の想像力の豊かさ、神経の細やかさ(臆病?)に驚いた。そしてそんなことを考えずに、朝しかりとばした自分を悔いた。
活動のことを少しだけ。午後の挨拶まわりでは、「ポスターでよくお見かけしています」という反応が何件かあった。夕方の宣伝では、寺田駅ロータリーでいつまでも手をふり続けて激励してくれる人がいた。 いつか息子にも、なぜ自分の父親が、息子をしかりとばしてまでマイクで訴え、お家をまわり挨拶を続けることをしているのか、そのことをわかってもらえる日が必ずくるにちがいない。そう自分に言い聞かせて、明日もまたがんばりたい。
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