-- holic --



2002年02月05日(火) 醜態


友だちと会ったとき、
少し、今の自分の精神状態を何か伝えたかったけど、
彼女は彼女心の痛みを伝えようとせいいっぱいで、
だから言い出せる状態じゃなかった。
彼女はわたしの苦しみや悩みを受け入れる隙間がないんだな。
そう理解した。
わたしの感情は、彼女が吐き出すための鍵やキッカケのようなもの。
そんな扱い。
そんな彼女の慟哭を、
わたしも、準備をすれば、受け止められる。
だけど。
それで、そのあとで感情が爆発して辿り着く先は彼だ。
だから、聞かない。
それに、
いくら聞いても甘えにしか聞こえない。
口に出さずとも、自分の中で処理できる程度の、
そんな。

嫌なおんな。

自分は、汚いことを汚いと思おうとせず、
人を利用して。

泣きそうになるけれど、
なにが哀しいのか分からない。
だから、泣いてはいけないと思う。
帰り道、
人混みに揺られながら、泣きそうな自分をみじめに思い、
ひっそりと、目の熱さに耐えた。

ごめんなさい、と。



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