:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2008年12月26日(金)  光触媒

ピアノの音色が頭を埋めた
君の笑顔が胸に焼き付いて
息をしていることが不思議なくらい
優しい音で朝を探すけれど
いつかは流れて流れて囁いた
 
まだ遠い?
光はいつも満たされた生活に溶け込んで
安らかな眠りを召すのだろうか
 
うすぼんやりと目の前に現れた希望に
戸惑いながら右手を伸ばしては引っ込めている
今夜もまた寒いから温かな毛布にくるまって眠ろう
 
優しさは雨のように目蓋を濡らし
まるで生きているみたいに月は赤みを増した
乾いた風が胸の隙間を吹き抜けて
今日もまた過ぎ去るのだろう
 
今届く?
光はまるで愛情のように暖かな冷たさを宿し
今日の彼らを包むだろうか
 
生まれ来る命に 閉じ行く生命に
同じちからを感じては息を吐く
彼女の言葉が満たされたままに続いて
明日が来るのを待ちわびている
ひたすらに前を見据えながら


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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