:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
ピアノの音色が頭を埋めた 君の笑顔が胸に焼き付いて 息をしていることが不思議なくらい 優しい音で朝を探すけれど いつかは流れて流れて囁いた まだ遠い? 光はいつも満たされた生活に溶け込んで 安らかな眠りを召すのだろうか うすぼんやりと目の前に現れた希望に 戸惑いながら右手を伸ばしては引っ込めている 今夜もまた寒いから温かな毛布にくるまって眠ろう 優しさは雨のように目蓋を濡らし まるで生きているみたいに月は赤みを増した 乾いた風が胸の隙間を吹き抜けて 今日もまた過ぎ去るのだろう 今届く? 光はまるで愛情のように暖かな冷たさを宿し 今日の彼らを包むだろうか 生まれ来る命に 閉じ行く生命に 同じちからを感じては息を吐く 彼女の言葉が満たされたままに続いて 明日が来るのを待ちわびている ひたすらに前を見据えながら
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