:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
生クリームの様にこっくりと繋いだ君との時間を 思い出しながら 今宵も更けていく あんな日々は二度と要らない 思い出す度に胃痛がするから インスタントカメラのネジを巻く音が頭の中響く 狂いそうになって 摘まされた金曜日 こんな情景は再現さえ不可能 灰色の過去に埋もれていくだけ ねえ あんな風に君は言っていたけれど 吐き気がするほど嫌悪しているのも本当 だって毎日は風に煽られた洗濯物の様に あの空にはためくだけの正常 君の胸の黒子がわたしを咎めている 二度とこない同じ様な怠惰な日々を思うよ 最高で最低の真実で嘘を吐いたら泡になって 飛び立つために 離陸を試んだ 憎しみが身体中を満たす それは愛情の様に痛みを伴って ねえ 君の声が耳元で囁いているみたいだ 大したことじゃあないのだろうけれど いつも笑えばいいからと言っていた君は夢のように あの雲に隠れてしまうだけの正常 同じ夢を見る度思考は歪んでしまう いつかの正常はいつもわたしのとなりで寝息をたてる 君の耳の形がそこに息づいている 愛情のような憎しみがいつまでも繋がっている
|