:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2009年02月24日(火)  千切れた双翼

もう翔ぶことも適わない
双翼の羽は千切られ 迸る鮮血に目の前が染まる
明日になっても 安らかとは程遠いだろう
 
自由に翔んでいた頃の空はもうずっと遠く 届かないね
頭の中に息づく記憶の羽を持った自分は
いつの間にか消えるのか
 
ずきずきと痛む背中には もう喪われた筈の翼が在るような気さえする
 
わたしは突き放されたのか
解き放たれたのか?
地上に震えて立ち上がることすら出来ない
わたしの不自由は小さくて大きくて
どうしてだろう 苦しくて仕方ない
 
翼に火を着けた
安らかに眠れるように
二度と翔べなくても
ここから
動けなくても
背中に残る羽の感触が
まだ 生かされていることを
知らせていて
とても
苦しくとも


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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