:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
青い そら 見上げて 少しだけど 自由を感じる あの頃 決して得られなかった自由が 体の中を突き抜けていく 閉じ籠ったまま 誰かに救出されることばかりただ 願った 連れ出してくれるなら それはもう 誰だって良かったのだ 苦しみの なか 紛れて 忘れかけていた透明な気持ちを抱き直す それは 身体中に沈澱した毒を解き放ち 何処かへ連れ去ってくれるようだ この空も空気もわたしも大地も繋がっている 意識しなくては気付かないけれど 総ては連結していて そのエネルギィは 緩やかに強くわたしを惹き付ける それは眠りにも似て 恐怖にも似ている 急がなくても いつかたどり着けるなら わたしの早さで歩こう ひとつを信じるなら その逆のひとつも わたしはきっと信じるのだろう 正解が何だっていい 始まりはここにしかないのだ
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