:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
あたしたちは 丸で結ぼれた毛糸のように 絡まって 一体 どこからどこまでが あなたで どこからどこまでが あたしなのか 判らなくなってしまった 手を繋いで 痛い痛い痛い 気持ちは何時しか針の筵 あたしたちは いつか 約束したような そんな気もするけれど もう 思い出せないんだ ねえ あなたとあたしは 結ぼれた毛糸のように 絡まっていたのに いつの間に ほどかれて しまったの? 明日には 離れる準備をして 朝を待っていた あたしとあなたに 明日など必要なかった 無情にも 明けた今日に 結ぼれた毛糸は 切り離されてしまった 断片を喪った あたしとあなたは まるで初めから 知ってなどいなかったかの様に 静かに 眠った
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