闇の底に...Cuckoo

 

 

醜いアヒルの子 - 2001年12月07日(金)

あたしが何をしたのだろう
あたしは何故憎まれたのだろう
目に見える拒絶はいつまで続くだろう
心に残した小さな子供の傷は
大人になっても癒えることは無い


水鳥のおばあちゃんは今年の夏に死にました。
大好きなおばあちゃんでしたが
何年か前に倒れて以来 意識が戻る事は無かった
死んだ時泣きました。大好きだったから
おじいちゃんの背中がすごく寂しそうだった。


水鳥にはもう一人ずつおじいちゃんとおばあちゃんがいる。
父方の祖父達だ。
水鳥は彼らが大嫌いだ。

大嫌い!って水鳥の親達にも公言している。

彼らは水鳥の祖父達だろうけど
彼らのしてきた事は 幼かった水鳥の心に傷を付け続けてた。

お正月
目の前でいとこ達ににこやかにお年玉をくばるが水鳥はもらえなかった。
唯一もらえたのは 高校に入学が決まった時の中3の正月。
1000円をくれた。
最初で最後のお年玉。

お買い物に行った
いとこ達と近くのパン屋に行った事があった。
水鳥はこの日をよく覚えている。
小学校低学年の時だ。
みんなが好きなパンを買ってもらった
水鳥は買ってもらえなく 見ていただけだった。

法事だあった。
その日水鳥は友達の誕生日会だった。
法事に参加し、途中で抜けさせてもらうようになっていた。
祖父母の家から我が家はかなり遠かったので もちろん両親も
そのまま帰宅になった。
その時 水鳥の前で祖父母とその親戚達は両親の悪口を言いまくった。


水鳥は大人になった
子供が生まれた。
彼らは水鳥に何も言わなかった。
おめでとう もね

お父さんは次男なので 実家には長男夫婦が入っていた。
しかし嫁さんを散々苛めたらしく 孫達を触らせてもらえないらしい
脳梗塞を昔起こした祖父は自由に行きたい所にいけないうえ
嫁さんは話しをしてくれないらしく
休みの日になると父に電話をしまくってくる。
だいたい1日20回以上は当たり前のように

あれは水鳥の子供が入院して やっと退院した次の日曜日。
当たり前の様に電話をしてきた祖父。
言った言葉は
「お父さんは?」

母方のおばあちゃんが亡くなり 葬式を済ませた次の日曜日
電話越しに言った言葉は
「おい お父さんはいるか?」

後から知ったことだが
父方の祖父母は 母方のおばあちゃんが亡くなっても
香典すら出さなかったらしい。
花の一輪すらね。


水鳥にひ孫を見せに来いと言う。
生まれてもおめでとうも言わなかったのに
幼稚園に入園しても祝ってさえくれなかったのに
水鳥に子供の名前を聞こうとさえしなかったくせに
入院しても気にもしなかったくせに
ひ孫の誕生日さえ知らないくせに

内孫の子供を触らせてもらえないからと 水鳥の子供を触りたいと言う。
水鳥を孫と見なさなかった彼らが ひ孫を見たいと

年をどれだけ取っても 自分の事しか考えれない人間なんだろう
あまりに無駄に年を取ってしまったのだろう
生まれた家が旧家だったため
人をいたわる事 思いやる事を知らずに生きてしまったのだろう

水鳥がちょっと思ったような人生を送らなかったからなのか
水鳥の両親の結婚をいつまでも賛成できなかったからなのか
小さな水鳥に あんたたちは恥じだと言った彼らは
今 あたしに懇願する
ひ孫が見たい と

水鳥は知っているよ
あなた達が会いたいのは 適当にかわいがられる子供であって
水鳥を孫として見てないね
あたしはいつまでたっても彼らの目には映らない
映らなくていいから
関わらないで欲しい

長い年月をかけて蓄積してきた
小さな怒りは 
今あたしの中で消化される事はなく
彼らにわかるくらいの拒絶に変わっているんだろう

そう 昔あなた達があたしにしたように

思い知ればいい

どんなに悲しかったか

悔しかったか

手に取るように分る拒絶が

いったいどんなに辛いものか



見えるでしょ?あたしの怒りが



無言で彼らに見せるあたしの拒絶








あたしの中には彼らの血が流れている


...




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