日々是迷々之記
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2001年08月30日(木) たかが100円、されど100円

100円のもうけのためにどどどっと疲れてしまったというお話です。

Yahoo!オークションで家にある使わないものを譲っており、今日はヘッドランプとねこぢるのマンガを発送する予定だった。ねこぢるのマンガは冊子小包扱いで送料310円也。ヘッドランプはうまいこと梱包して文庫本より心持ち小さいくらいの箱に収まった。

郵便局で重量を量ってもらっているときにそれは起こった。
「お客さん、これ、小さすぎて郵便では送れませんよ。」といって、ヘッドランプの箱を指さす。下には大きさを記した下敷きがある。確かに1センチほど縦方向が小さいようだ。

「どうにかなりませんかねぇ。」と言うと、「封筒があります。一枚110円です。」とのこと。「がぁぁん。」と心の中でつぶやいた。そのヘッドランプはいわゆる安物で、落札価格110円だったのだ。それを110円の封筒に入れられるわけないやんかぁ!って素早く思った。

「このまま送ってもらえませんかねぇ。封筒入れたらアシ出ますわ。」というと「ムリです。」とのこと。そりゃそうかもしれないけど、悲しい。

とりあえず家に持って帰るより仕方がないので自転車にまたがった。
「どないせゆうねん。梱包バラしたら包むのめんどくさいやんか。いっそのこと、発泡スチロールを箱形に切って、梱包の外に貼りつけたろか。いやブサイクやなぁ…。」とボヤきながら家路に着いた。

で、結局梱包をむいて、使い古しの封筒に入れ、先に梱包していたモノに貼っていた記入済み、切手貼りつけ済みの紙を封筒の外側に貼りつけた。荷姿は発送前なのに、満身創痍になってしまった。

で、今度は家の近所の郵便局へ。やっと私の手を離れた。
結局110円を手に入れるために2回梱包し、2回郵便局へ行ったことになる。

いやはや、もうけるためにやっている訳ではないけど、110円でこれはちょっと疲れてしまった。まぁ、HPでちゃんと確かめたらいいんだけど。大きさの限界はあるだろうけど、小ささの限界までは考えていなかった。

帰りに雨が降り出したのはきっとトホホの雨に違いない。


nao-zo |MAIL

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