日々是迷々之記
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久しぶりの飲み会に参加した。 集まった面々は以前デザインの仕事を志していたときに、奉公していたお師匠と入会したMLで知り合った人たちだ。 皆、独立自営の人なので、オーラが違う。 自分の名前でがしがしと生きて行っているヒトはやっぱかっこいい。
最初は仕事つながりだったが、何度か会う気心も知れ、話のネタは、海外旅行、弦楽器、バイク、女の気合い、男のプライドなど、多岐に渡り、時間はあっという間に過ぎて行く。
本当に久しぶりの感覚だった。2年ぶりだったので。
入院中、体のこと以外に心配な事があった。退院したら、世界は全然違うものに変わっているのではないか。と思うと、首の後ろの方から暗雲が立ちこめてきた。漠然とした不安だ。
それは半分当たっていて、勤めていた職場には別の人が派遣されており、オフ車で林道に行くこともなくなり、何より体重が減ったので人相まで変わってしまった。
しかし、その飲み会はもとどおり、そのまま私の知っているままだったのだ。私は「足の悪い人」ではなく「お気楽デザイナー」(師匠の命名)として、居ることができた。
半分は変わってしまい、半分はそのまま。今思えば、生きていくというのはそういうものかもしれないと思う。入院して区切りができてしまうので、変わったことが際立っただけなのだ。
なぁんだそうなのかってことで、お酒が進み、日記は一日遅れになってしまったのでした。
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