時々日記な雑記帳

2005年03月10日(木) a freak of juggler

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大事なものを失った−
−気はしない。
むしろ、守った様な気さえする。

あたしなんかの側に在れば、いつか壊れちゃうかもしれない様な脆くて綺麗な生き物。
あたしを、ピュアな存在だと認識してくれたみたいだけれど。
まだ、君はあたしの中にある暗くて醜いものを知らない。

だから、早くお逃げ。
そして、もっと大切にしてくれる人の処へお行き。

そして、どうかもう一度よく見てみて欲しい。
あたしは、君が思う程キレイでも可愛くもない。
ただ臆病で、虚無の盾以外何にも持って無いようなヘンテコで醜い生き物なんだ。
自分の中にある影や過去に怯えて、心を晒す事が出来ずにいる滑稽な生き物なんだよ。
何かの拍子で毒を出した日には、きっと大切なものを酷く傷つけるに違いない。
そんな手で触れたら、きっと君は耐えられずに壊れちゃうかもしれない。

こんな生き物が、君をこれ以上苦しめてイイ訳ない。

呼び掛けに答えずにいるだけで済むのなら、喜んでそうしよう。

多分あたしは、あなたの魂の救済者には成り得ない。
きっとあなたも、あたしにとってその存在にはならないかもしれない。

君は少し、あたしがずっと憧れてた懐かしい何かに似てる気がしたけれど。

今は、君の呼び掛けには答えられない。
その声が、酷く遠くにあるみたいに聞こえたんだ。

まだ、ずっと遠くて。

君からは、きっとこの壁は見えないのかもしれないね。
あたしは何だか哀しい気持ちになったりもしたけど。
君を受け止められたら良かったのに、とも思うけど。

でも、ヘンテコな生き物は笑って、バイバイを言ってみせるんだ。
心の中では、いっぱいゴメンとアリガトウを言いながら。

どうか、離れてからもう一度よく見てみて。
あたしがどんな生き物か。
素や演技や浅はかな知恵から出る言葉や態度の中に、
どんなにいろんな事を隠して生きてるか。
どんなに馬鹿な生物か、優しさや見た目なんかに惑わされることなく
もう一度、よく見てみて。

もし、それに君が気付けたなら。
それでも、もし平気なら。

本当にいるのかな。
未だ魂の救済者を感じたことはないけれど。


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いやあ、人間てやっぱ難しいっすねえ〜。爆


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