ドラマ!ドラマ!ドラマ!
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2003年03月29日(土) |
今回こそ!?新春ドラマの復習をしまSHOW~ver.05~ |
タイトル、いきなり藤木直人の5thツアータイトルのもじりあーにです。5回目とかじゃないです。いつもなしくずしですから。とほほ。今日、関西ローカルでしたが、piperノpiperによる「発熱!猿人ショー」が終ってしまって、とっても残念です。あぁ、ホイダラホイ・・、ホイダラホイ・・な主題歌ももう聞けません。99本コントやったらしいです。川下さんは全治2週間の捻挫してしまったらしいです。労災ですね。
■『いつもふたりで』 ハセキョーがまさか、西村雅彦の彼女役で始まるとは思いませんでした。ていうか、平山綾ちゃん、かわいかったです。柏原崇の降板も残念でしたが、どっちにしても、もう見てませんでした。でも、葛山さんが気になって、交替してから1度見ました。ほんと残念でした。最初から葛山さんならそれはそれで良かったんだろうと思うから。こういうのってどちらにも気の毒だよね。っていうか、ラストだけ確認しようと思う気もなんとなくなくなってしまったのだけど、それは、松たか子は舞台で見たい!から?なんかつぎはぎ感があったから?で、やっぱり・・・な結果だったのかな?
■『緋色の記憶~美しき愛の秘密』 なんか、いい感じな気がしたので、全部ビデオ録画はしました。でもまだ見てない。
■『メッセージ~言葉が、裏切っていく』 利重剛が出てたなんてっ!!←この悔しがりようでわかるように、見てないです。
■『お義母さんといっしょ』 トータスを見ようとチャンネルあわせたけど、水前寺と水野の口喧嘩のシーンで、どうも嫌で、見ませんでした。
■『僕の生きる道』 終ってしばらくすると、なんだかもう忘れかけてるんだけど、放送中は一番集中したかもしれませんね。あの2人の「ですます」な会話が好きでした。あと、つよぽんが上手に倒れるなぁって感心しました。まぁ、忘れかけてるとは言えSMAPが歌ってると泣いちゃいそうになるんだけど。感情の一部がリンクされちゃったのかな。とにもかくにも、つよぽん、早くもとの体重に戻って!!恐いのよ、見るのが。
■『はみだし刑事情熱系』 1話で、恭兵さんが、あれは蝶ネクタイ?スーツじゃなくてタキシード?もう曖昧だけど、ちらっとそんなところを見て、あ、この回だけでも見るんだったかな?と思いました。最終回も城島殉職だよね?とかボケてちらっと見たけど、よく考えたらそれはさすらう方でしたね。でもそのSPも見てないけど。
■『熱烈的中華飯店』 くだらなさが、最高にヒットしましたね。BGMが中華なのもさりげで良かったです。鈴木京香さんのコメディエンヌぶりは、もうちょっとさりげでも良かったかもしれないけど、脇キャラもはまってて良かったですよ。寄せ集めの7人だけど、うまくそれぞれのキャラが役にたっていく感じも取ってつけた感少なげだったし、あ!二宮君の回、見逃したんだ!でもそれ以外でも再放送があったら、くだらないと知りつつ全部見てしまうかもなドラマでした。はい。
■『最後の弁護人』 「思ったとおりだ」と言う阿部ちゃんも好きですが、松重さんが「国選弁護人!」って最後まで言いつづけ、最後まで阿部ちゃんが「有働です」っていうのも好きでした。妻のエピソードの次回へ次回へ、最終回へっていう引っ張り方も、もったいぶった感が私は感じられなかったので良かったんじゃないかと思います。ロバとか言っていいの?とか思いながら、シリーズにしてくれてもいいです。
■『刑事★イチロー』 加藤晴彦目当てで「最後の弁護人」を見つつ録画にはげみましたが、1回もまだ見てないし、挙句、お出かけ時「最後の弁護人」をビデオ録画したい!ってことで抜けたんだけど、1話完結でしょ?普通刑事もので、しかもシリーズ化ねらってたら、って思ってたら、続きの犯人だったらしいので7話くらいで録画やめちゃった。ごめんね、晴ちゃん・・・。
■『恋は戦い!』 その点、なんだかわからない勢い?いや、そう勢いもないんだけど、月9を見なかったのに、これはスルーで見ちゃいました。ツッコミどころも満載な感じだったのに、何故だろう。ばかばかしさが良くて?もうちょっとでコンピアルバムまで買う勢いでした。宝生カップルの出来が良かったです。
■『年下の男』 うはははは。1回も見ませんでした。
■『美女か野獣』 始まる前は文句言ってた松嶋のキャスティングでしたが、「やまとなでしこ」と同じく、はまってましたねー。許す、許す、って私は何様?だけど、ほんと、ラス前に、何故また鷹宮個人の問題(既に卒業した学校の回あったでしょ?)を、しかも、そんな「父親が収賄を?!」をもってくるか?軽いタッチで重い素材もいい感じにもってきてたのに、何故?そこまでして盛り上げようとしなくても、最終回は見るでしょ?逆にひくよ?って思ったんですけど、まるめこまれました。終るのが残念な私には贅沢なキャスティングでした。
■『人情とどけます~江戸・娘飛脚』 1話はビデオにとったのよ。でもね、なんだかね、小澤さんの鬘姿が・・・ってわけじゃないけど、それすらも見ていません。
■『高校教師』 早いねー。終っちゃったね。結局まだ7、8話、見てないんだけど。ちょっとね、放送中はね、「死にゆくキャラ」としてね、どうしても草彅剛の方が強い印象をもたせる感じがして、つよぽんはつよぽんで好きなんだけど、同じ時期に・・・って、藤木直人贔屓だからね、湖賀をもっと「死にゆくキャラ」としては、薄いんじゃないかと、思ってはがゆかったりしたの。でも、終ってみて、あぁ、湖賀はあれでよかったんだ、ってすごく思うのね。前回の「高校教師」を全部は見てないけど、アクの強さやインパクトを求めてたファンは離れたか?って、思ったり、心配してしまったりしたんだけど、藤木直人の湖賀はこれでいいんだなって、感じたから、もう、いいか?深く考えない、って思ったら、安心して1話から見るのもいいか、と、かえって思えてきたりな後味のドラマな感じな。
■『よい子の味方~新米保育士物語』 1回だけ見たの。桜井君はかわいいっ!そう思ったの。でも毎週見る根気はなかったの。で、油断してたら、升さんが・・・升さんが・・・園児の父で出てたなんてっ!どうせ1回ならその1話見たかったよ。
■『GOOD LUCK!!』 木村くんが後半にいくにしたがって、どんどんキムタクっていう感じが出てきたのでもったいなかったです。もっと要くんを使って欲しかった、もったいないです。異常な視聴率は何故なのか、私にはわかりませんが、いろんな要素が重なったのだと思います。とりあえず、堤真一がNG集で役から素になった途端、歩き方が粗野になるところが、とても好き、とだけ言っておきます。
で、「武蔵」は時々見てます。新ちゃんの歌舞伎くささが絶妙な時と、惜しい時がありますね。「IWGP」のSPは微妙。今日録画した「われ、晩節を汚さず」を見たら、またあわせて書くかも書かないかも。ということで、これまた長々。そして、最後に堺雅人がどうしてるかわかりました。舞台の稽古でロンドンデイズだったりしつつ、「最後の弁護人」ではなく、「スカイハイ」の1話完結的ゲスト、しかも1話目で、みたいなでした。待ちに待った関西での放送、録画はばっちり、でもまだ見ず。とほほ。
3つ世間から冷たい仕打にあっても4つ暖かいコトがあるわな
って意味でも
3コ寒いと言われても4コ熱い笑いをとればええやん
でも、更になく
…季節の言葉だよね
こうして春になってゆきます。 冬の景色も好きだけど、寒いのベリーマッチに苦手なんだもん。2月頃から色々な花の蕾がちょっと膨らみ始めるの見て、 「後少し、もう少しでぬくくなるねん!」
雨だけど。 そろそろ大好きな桜。 今年こそ、通りすがりもいいけれど、そういうんでなく。 桜を見るために出かけたい。 できたら約束をして。 でもたとえ一人でも。
宴会だけは嫌。 それなら断然一人。
桜を見るためだけに電車に乗ろう。 桜を見るために歩こう。
そうして心の中の温かさが寒さを一歩リードしてくれるといいな、そう願いながら。
2003年03月24日(月) |
Where have all the flowers gone? |
去年、アルフィーの幸ちゃん入れてもらって、ザ・フォーク・クルセダーズが1年限りの新結成をしたのですよね。出したアルバム『戦争と平和』の中にピート・シーガーの歌い継がれる名曲「花はどこへ行った」が入ってるよ。
あんなにたくさんの花はどこへ行ってしまったの? 娘たちが摘んでしまったよ。 娘たちは皆どこへ行ったの? 青年のところ。 青年たちは皆どこへ行ったの? 兵士になって行ってしまった。 兵士たちは皆どこへ? 墓地の中さ。 墓地はどこに? 花畑になった。
When will they ever learn? When will they ever learn?
この歌を歌い継がなくていい、忘れてしまわれる世の中になればいいと、以前インタビューでピートは言っていた。
コカ・コーラのCMがどんどん贅沢になっていく・・・。
いや、そういうことじゃなくて・・・。「高校教師」終りましたね。禁断の終幕。そしてまたも繰り返される。「え?どういうこと?どうなったの?」の、野島さーん!!みたいな・・・。でも、なんか、10年前の「高校教師」より視聴率とか悪いし、語り継がれるほどでもないし、うぅ、せっかく藤木直人なのに・・・とか、思ったりしつつ、やっぱり野島さんて上手いかも。っていうか、連続ドラマっていう形の中で、キーワードとかあざとい感じにまでちゃんと使ってるかもね。10年前の「高校教師」よりよくできてるのかもしれない。なんて、思ってみたりしてるけど、10年前の「高校教師」ちゃんと見てないんだよねー。しかも、今回の「高校教師」ビデオに録画してるもんだから、「あぁ、ちゃんと撮れてる」とか安心して8話と9話、まだちゃんと見てなかったりして・・・。なのに語るなよ、私。 でも、だからといって、スルーで1話から見直したところで、湖賀先生が死んだのかどうか?それが明らかになるっていうもんでもなかろう。それは意味がないのかもしれないし・・・。それにしても、やっぱり気持ち悪いラストじゃん!じゃん!とか言ってみたくなるじゃん!フジッキー的にどうよ?湖賀先生やっててどうなの?とか、脚本家とか演出家とかから「こうなっていくイメージで・・・」とか言われてないの?あぁ、誰か、なんとかしてーー!みたいな・・・。 でも、なんていうのかしら・・・。雛ちゃんの「春の木漏れ日のよう」なあの優しい夢の中にいるような笑顔を見ていたら、満足・・・。そうじゃなくて、湖賀先生はヘリの中で、酸素マスクをされてラストシーンなの?あぁ、でも瞳が、潔いというか垢のない感じで美しくて、満足・・・。そうじゃなくて、そうか、なんか、そうかも?とかちょっと思った。10年前の「高校教師」は、帰れない2人が寄り添って終ったんだった。今回の「高校教師」は壊れかけた2人やまわりが、色々な思いを精算して回帰するっていうか、ひとまわりしてそれぞれの物語がまた始まるっていう感じで、でも2人は離れてラストシーンなんだなと、思った。そしたら、あぁ、そうか、あえてヘリコプター輸送されるのは、湖賀が太陽に溶けていくみたいなとこを雛が見送るためなのか。その後に手術のシーンとか入るから惑わされてるけど、粒子に戻って宇宙にかえっていくっていう、それで、「またいつか会えるね?それまでどのくらいか計算してよ」って雛ちゃんが湖賀先生に甘えてたなぁって。
だから、どうなんだ?っていう・・・まぁ、終ってしまったものは、終ってしまって。フジッキーが「高校教師」に出るんだ、あぁ、ドキドキって言ってたのに、もう終ったのか・・・、毎週フジッキーを見ることはなくなったんだなぁ、って寂しい。ドラマモードはいつまでおあずけだろう。雛ちゃんの「先生?」っていうのもう聞けないんだぁ、寂しい。・・・って、8話と9話、見てない人間に言われたないわ!ってツッコミ入れてみたり。プールに足、入れてみたり・・・。く、くだらない・・・。でも、プールに足、入れてちゃぷちゃぷしてる湖賀先生、良かったなぁ。ちゃんと反芻しよう。
・・・・・「おはぎはあんこともち米のラブストーリー」って・・・なんか、はまる。おはぎんぐ、ってなんだ?おかしすぎる・・・うーん、いかん、真面目に「高校教師」を反芻しなければ、書いてる途中で、関西ローカルの「伊沢鉄工所」なるものが突然始まってしまったの。集中できない!!ということで、8話と9話を見てから、また書くかも書かないかも。
一番言いたいことは一行目だけかも・・・。
2003年03月20日(木) |
knock!knock! |
世界はどうなるのだろう。世界はどこへ行きたいのだろう。世界は誰か数人の思惑によって揺さぶられその他大勢は巻き込まれる。
小さな身近な社会でも同じ構図はよくある事。
私は、その他大勢のヒトリだが、名前もある。他のその他大勢も各々名前があり命も希望も哀しみもある。
私は、また、その他大勢の人達にとってその他大勢だ。ここに居るけれどそれは、居ないのと同じ。 非力で無力。だがknockしよう。
私はここに居る。 I am here for you.
それ以外は忘れていてもいいから。 でも忘れないで。 私はここにいる。 あなたが必要な時、どうぞ扉を叩いて。
『僕の生きる道』を始まる前から終りまでCMの間もじわじわ泣きながら見ていた。 だって昨日、スマスマで「世界に一つだけの花」の時、間に映像挟むんだもん。
内君(吉田均役、関ジャニ)てかわいいなぁ、彼だけA判定取りながら落ちるのは何故?「ならなきゃいけない」と言ってた官僚への道、自分がなりたいものへの道を選ばせるため?そうか、花道にふさわしくタクトを買ったのでなく、それは命のバトンという役目も担うのだったのか。中村先生が吉田が教師になることを想像していたとまでは思わないが。本番に弱い彼に、もともと息抜きの仕方を知らなくて、親の決めた道だけしか見えていない吉田をきっかけに始まったコーラスでもあるし、彼にタクトを託すということやってんね。など考えたり、絵的に美しいけど、この螺旋階段の上にお稽古場なんてて、病人泣かせなままレッスンでいいのか、とか、絵的にいいけど、命の瀬戸際、外出禁止くらってるのに、会場までタクシーでしょ?などツッコミ入れつつも、だ。 私はじわじわ泣いていたよ。そして。
拠…この言葉が私を満たしていた。
と、今さっきU.K.が言った。せやけど、続けて見てる間に、何でそう言うたんか忘れてしもた。だいたい、U.K.すぐ驚くし、だいたい私、すごい眠たいし。ほんなら寝ろよっ!
私の月曜はたっぷりTVコースで、『名探偵コナン』、『HEY!×3』、『月曜ミステリー』半分、『スマスマ』(or,all『月ミス』+『スマスマ』録画)、『あいのり』、関西ローカル『クイズ紳助くん』でロザン、『明石家電視台』、『演技者』は録画・・・。まあ基本1時前でfini・・・
ところが、『明石家電視台』のままにしてると『MusicEdge大阪Style』と言うPV紹介したりの音楽番組になるのよ。それのMCがU.K.とジョンさんなんやね。何でジョンさんは犬の着ぐるみなのか?などと思いつつ、『演技者』待ちの日もほぼ見てなかったん。ところがいつ?ねぇ、いつから?私、今、かなり泣き虫でナンパ野郎U.K.が気に入っています。だって、すぐ感動して本番やのにマジなきすんねん。ええ人そうに見えるやん?たとえインタビューで可愛い子にばっかり声かけて、「この後時間ある?」って聞いてたとしても。で、なかなかルックスもいいしね。4月の番組改編でなくなったら嫌やなぁと、思いつつ、毎週見てしまふ・・・。
2003年03月11日(火) |
これがバランスと言うものか |
「僕の生きる道」には、毎週毎週、思うツボに泣かされつつ、セリフのいくつかに考えさせられつつ、である。本当に、本当に困ってしまう。・・・医師、小日向さんの言う、『幸せに楽しい時を過ごした人達ほどその後の人生も幸せな様だから、大丈夫』と父、大杉を安心させる言葉は、死に至るという悲劇が目の前にせまっている人と周囲の人だけでなく、普遍的に言い得る事だと思う。教頭、浅野の言う通り、余命がわからないだけで、それはいつ訪れるか知れない私たちだが、普段は意識していない。それでも、それは、生きるために必要な事。重要な事。
などとしんみりしつつ、ジャンクsportsの「ぶらり途中下馬の旅」・・・なんやねん!武幸四郎!おもしろすぎるやないの!!本当に困ってしまう。・・・
2003年03月10日(月) |
ええもん見せてもろたわ |
って、浅ちゃん。関西の子やなぁ。ええキャラしてるわ。別れの時、ゴホッてむせるまで泣くし。せやけど初登場では怪しいほど目ぇ、よぉ合わせへん子やったのになぁ。なじんだなぁ。 って、おもきし大阪弁で浅ちゃんのことかいな?
ほんま良かったわ。「妥協せんといて」とゆかちんは言った。カズくんは妥協せんとギリギリまで考えて、はっと、「やっぱり失われへんわ」ってトコにたどりついたんやね。だって、もうメンバーの中で既にカップルみたいやってんもん。・・・でも、アカンかぁと、予告で思て「ゆかちん、早いて!ゆかちんの想いに気づいて、今からちゃんうん?でも限界か」て。・・・ちゃうかってんね、誰かを想うコトに限界作ったアカンてカズくんが、気ぃついたんやね。
浅ちゃんが、カズくんと最後にかわした「あほぉ」でさいならの会話が、関西ならではやね。
あいのりのコト。
全然別の話を書こうと思っていたのだけれど。平たく言えば、「もっちゃん日常こんな劇場」。今日の私の1日のこと。だけど1日の終わりに、今日届いた本を音読してみて、そして一日の終わりにもう一度、大好きな藤木直人さんの声、ヴォイスメッセージを聞いてから眠ろうと思って・・・せっかくぱなこさんをあけたから、・・・日記と例の「マイラブ」の続きを書こうとして・・・だけど、先に直人くんのメッセを聞いてしまった。ので、方向を変えます。(今日は直人くん、と呼んでみたい、そんな感じの文章でいきます)
短い、短い10秒以下のヴォイスメッセです。でも、彼はその10秒以下のメッセを生真面目に読んでいる。きっと本当に気持ちが伝わりますようにって思って読んでいると思う。直接会うことも話すこともない、メディアを通して、役を通して、一番素に近いかもしれないけれど、ライブパフォーマンスを通じて、だけど、きっとそう思う。「お仕事の一つ」と思ってはいるかもしれない、でも、生真面目に気持ちを込めてくれている、そんな気がして、とても、とても、あたたかい気持ちになる。
ヴォイスメッセの前に、この冬、覚えたてのウクレレを弾いてくれているのだけど、またそれが、心地よい。繰り返し、繰り返し聞いていると、はじめは直人くんの声が嬉しくて、一語一句聞き逃さないように、ブレスの音も、トーンも覚えよう、そんな感じで聞き入るのだけれど。繰り返し、繰り返しているうちに、聴いているのはウクレレだったりする。両方なんだけど、20秒ある分(ウソです、長さではありません)ウクレレの音に心が反応して、心地よさが倍増していることに気がつく。もちろん、その覚えたての(とはいえ、既に楽曲で弾いてCDになっているけれど)ウクレレも、とても生真面目に弾いてくれているのだから、直人くんの人柄もプラスに違いない。
でも、実は、ウクレレの音そのものに心が反応しているのだろうと思う。肩凝りがひどかったり、腱鞘炎みたいなものだったりで、今のところ無理なんだけど、ウクレレ弾きたいなぁ、と実は密かに思っていたのです。4弦(実際は8弦か)楽器やってたことあるし。ハワイアンって、きっと子供の頃から、どこかで耳にしていたりするものだろう。でも、大人になって民族音楽的なものに惹かれるようになってからも、私はアラビックだったり、タンゴだったり、セビジャーナだったり、ちょっとだけガムランだったり、もちろん子供のから興味があった三味線だったりでした。ハワイアンは選択肢になかった。 ところがある日、もともとフォークロックっぽい音楽をやっていたけれどそれをやめて、1年のほとんどをハワイで過している、そんなミュージシャンが、ある人の企画で小山卓治さんメインとはいえ、ジョイントぽくライブをするということになりました。私は、その日までその人を知りませんでした。(一番メジャーになった曲、っていうのは、ギターで演奏してくれたんだけど、女性シンガーに楽曲提供したものだったので、びっくりしました。私のカラオケの定番でした。)彼は山口岩男。もちろん、メインの卓治のライブに心満たされつつ、ライブハウスを出た私は、そこで岩男さんに遭遇。握手をしてもらったりしたことを思い出します。普通の人で、街ですれ違っても、私、気づけないかもしれないけれど。フォークロックのままの岩男さんだったら、いい声だくらいに思っても、ただ見送ったかしら?・・・そして速攻「ウクレレクリスマス」など出ているCDを購入。ハワイアンといえば、日系のハーブ太田氏、最近では、サザンを辞めてハワイアンにのめっている関口さんが有名かと思いますが、なかなかいいです。(これらのCDの何曲かに関口さんも参加してます)「癒し系」という言葉があまりにはびこってしまっているので、それは使いたくない、それほど、1/f揺らぎな感じの、ほっとする、でもわくわくもする、そんなウクレレ音楽。
そして夏が来て、丁度この日記をはじめた頃に私が一番生活の時間をさいていたお芝居「VAMP SHOW」コメディじたてとはいえ、物語の悲惨な結末や、途中のスプラッタな描写を思うと、何故に?だけど、客入れがハワイアンなんです。そのCDをも購入しました。今、残念ながら手元のストックにないんだけれど・・・(聴きたい、聴きたい)それが、全然物語りにかすりもしないハワイアンが、妙に記憶に残っているようで・・・。それは、自分でも思ってもみないくらい残っていたようです。
その次の夏でしたか、春でしたかに、私がずっと月に2度ほどかよっている場所がありまして、そこでは数年前からいつも控えめに音楽が流れています。ビートルズやポールの時が多かったのですが、カーペンターズ、エルビス、「グッバイイエローブリックロード」などが入ったコンピレーションなどがその日によって流れてます。その、夏でしたか春でしたか、ハワイアンでした。それが耳にはいったとたん、心地よさとともに、ちょっと涙が出そうになりました。「VAMP SHOW」の夏は、そのお芝居に通った熱情が主といえ、その時期のことが込み込みでで去来して、懐かしいような、そして何故だが少しだけ悲しいような、そんな気持ちがしたのです。今も冬ですが、そこで時々ハワイアンを聴きます。涙が出そうにはならないけれど、心がちょっとわくわくして、そして切ないけれどほぐれます。それがどういう経路か回答を探したりはしないけれど。
そんなこんなで、ウクレレっていいかも、って思っているところへ、直人くんがマウイのレコーディング時にギタレレからウクレレマンへ。さきに発売された10thマキシシングルの中の「生きなくちゃっ」はマウイレコーディング、ウクレレ主体というだけでなく、マウイな空気、時間、を感じるよいものになっています。もちろん、お気に入りです。ここしばらく、内向的に思考を閉じるというか、思考は開いているけれど、私自身を閉じるというか、そういう傾向にあった私。「あなたを抱きしめたら心がちょっと軽くなる」と言うフレーズを繰り返し繰り返し。マウイな空気のその歌に包まれて、老後はコスタ・デル・ソルか京都と思ってたけど、マウイね?なんて思いながら笑う。
なんだか本当に、心がすっと軽くなる、そんなウクレレつきヴォイスメッセをありがとう。
他にも昨日今日で盛りだくさんです。自分でそうしたもの(昨日のお芝居「BEGGER BIZ」ほんとは今日の予定が取れなかった)偶然そうなったもの(アマゾン.コムで予約していたヒュー・グラントのDVDと発送を重ねた吉野朔美先生の本がいくつか届いた。申し込んでいたライブのチケットが届いた。)そして何よりも嬉しい、自分ではどう策略しようもないありがたき友達のラブ(カードやメッセたち)サプライズ(これはまだ秘密かな?)。
また年をとる、とかそういうことでなく、人がたくさん関わって生きている社会で、どうしたって出てくるどうしようもない出来事。私は、ずばずばモノを言うところもあり、常識とかモラルが欠けているのではなく(知らない事は山ほどあるが)人は人、って「違う他人」が存在することを、それが正しくないのでは?悪影響は?信じられないできごとでは!と、思っても、「そういう人もいるんだから、仕方がない。そういう考えをもってしまう人っていうのは、出てくるものなんだから」と、認められないけれども「あぁ、いるんだ」って悔しくても憤っても受け入れるようにしている。(それを常識とかモラルが欠けてるとか言いたい人は言えばいいさ) でも、建前と本音の違う人で、当り前に微妙に「違う他人」に対して存在自体を否定する人と関わると、私は時々不具合を起こす。まわりに振り回されてしまう。小説や映画の中だけで起こることだった暴力事件が起きた時、ニュースで見て憤る、答えはわからなくても「何故?」と思う。だけど、「そういう人もいる」っていうことなんだな・・・と、あきらめでなく、現実としているんだよ、って思う。そこまで恐ろしい、劇的な問題は早々起こらないけれどね。小さな私のいる社会では、今のところ。 人と違うから関わらないなんて思ってない。違う人の方が明らかに多勢なのであるからして、普通にやっていけばいいのに、と思ってる。だけど、どうも村社会的というんだろうか、「一緒でないと」「だって人生ってこういうものでしょ?」本音すらそうであるように、建前をさぐりさぐり、その小社会のボスのなんだか仲良しクラブ的な関係のもちかたを強要されるのは、私はついていけない。勝手にやっていてくれー、で済むことならそれはそれでいいのだけれど、そうもいかず、だからといって「私は異なる意見です」と言う方がある意味楽なんだけど、言うと更ににやっかいなことになるのが見え見えで、今の私はそんな面倒にまきこまれている時間も体力もなく、気がつくと人と人の建前と本音のはざまたちに振りまわっているのは私・・・。へとへとである。(かなりワタクシゴトですね・・・マイナスな感じのことはあまり書くつもりはなかったのだけれど、これってちょっと「リンmyラブ」を書こうと思ったけど、なかなか書けないことに関係かるかも?ないかも) 孤立が恐いわけでない。ある程度仕事とかってチーム力が必要だから、人と無理して合わすのでなく、すりあわせ、っていうのは、していく必要はあると思うのです。でも、時々私は、限度がわからなくなって擦り減る。消耗する。
そしてなんだか、焦ってしまうのだ。「自分探し」などというたいそうなものはもうしないようにしようと思うけれど。私ってどこにいたかしら?どこにいくのかしら?どこにいきたいのかしら?一番になりたいわけでも、比較対象になった場合も、別に優位にたちたいというわけでもない。ただ、私は、私の本分をやり遂げられればいいなぁと、望むだけなのだ。願わくば誰かの役にたてればいいなぁと。そこに私がいるということが、いつか誰かの役にたてればいいなぁと。でも、私って誰かの役にたつほどの器なんだろうか・・・。そもそも、最近の不具合ばかり起こしている私って情ないし。本分て?まあ、そんなこんなで、年もとるし、体力なくなってくるし、焦ったりするのだ。
でも、どうでもいいか・・・って。ウクレレサウンドと、その空気感を思い出していると、「色んな人がいる」と私が思うのに、私をいれてあげればいいのではないの?「こんな私もいるんだわ」って・・・。なんだ、いまさら?いや、時々不具合を起こしては、そのことに気づくんだけど、どっちかって言うと、そのときは、強気モードが復活している時で、繰り返す。また繰り返すかもしれないし、この思いも明日まで続くかすらわからない。けれども、今、決して強気モードに戻っていないのに、まぁいいよ、って思えているのは、いいコトなんじゃないかと思うのです。世の中は、あわただしい。ラッシュ。せせこましい。生き馬の目を抜く。色んな言葉が浮かんでくる。そしてもっと大きな世の中は、戦争なんて恐ろしい悪魔の足音すら聞こえてきている。大きな戦争はまだ起こってない、回避してもらいたいけれど、あちらこちらで紛争は起こりつづけている。 私は何も変わらない。変わりたいと思うトコロは、自分が望むんだから多少努力して変わっていくべきだと思うけれど、それが中々できやしないのも、私。ま、いいか、ウクレレサウンドとずっと昔に行った、マウイの空や湿度や温度や風、それから、岩男さんと握手した日の某大橋を渡る時に感じた初秋の風、「VAMP SHOW」を見てはまって熱くて切なかった夏の夕方、そして今、パソコンから聞こえてくる、直人くんの弾く生真面目でやさしいウクレレ、そして「楽しくて素晴らしい1年」という声。本当に、心がちょっと軽くなって、肩の力が、抜けた・・・かな?
大切なのはまず、私のハッピネス。誰の役にたてないとしても、私はここにいる。それだけ。それでいいのかも。・・・そして。
音読していた本は、吉野朔美先生の「プレゼントをあげる」。毎日きちんと暮らしていた女の子。のほほんと一見しあわせそうにぼんやりと、一人ではあるけれど暮らしている女の子。ある雪の朝、間違えて宅配便が届く。近所だからと届けたら、新しい住人がいた。困りつつ、初めて歩いた近所に公園があったことを楽しんだりしつつ、でも困ってしまってベンチに置き去りにしようかとさえ思う。でも、それはとても「重い」ものに感じて、先住者を探し、届けようとする。不在。向こうから電話がかかってくる。送り主を告げると「今すぐ取りに行く」という。そして「開けるなら、人がいるところのほうがいいので」と、彼女の前で開けたいと申し出る。彼女は開けないまま夢から覚めてしまった福袋の中身でも見れるように、そして当然、届ける作業をはじめた時から、思い込んでいた「プレゼントを見たときの喜ぶ顔」を見たくて、快く承諾する。しかし、彼は最終的には顔を手でうめて、ひっそりと泣き出してしまう。水色の包装用紙で包まれ、黄色いりぼんをされた箱の中身はばらばらになったドライフラワーの花びらと、使用の痕跡のある黄色い手袋。それは彼が恋人にあげたものでした。「その人と私のいらなくなった思い出」そう言ってそれを持ち帰ってしまった彼。彼女は1人思う。
「幸福の記憶が人を泣かせる。 痛みが人をうつむかせる。 純粋な悲しみを受け止めるしかない残酷を、私は羨ましいと思う。 黄色い手袋とドライフラワーの詰まった宅配物。私はそれが欲しかった。」 「退屈ではない。 寂しくはない。 私はただ孤独だった。 人の悲しみを羨ましがるほどに。 孤独が私を傲慢にすると知る。」
そしてある朝、キャロットケーキとひなぎくをもって、彼がお礼にやってくる。彼は色々な話をする。「言葉に出来ないことを言葉にしようとする。そして黙る。」・・・帰ろうとする彼に「また遊びに来て下さいと、言えばよかった・・・」彼女はひまわりの種を植える夢を見る。ひまわりの種は見つからず、クロッカスを水栽培することにする。帰り道、偶然彼に出会う。荷物はまだ箱ごと置いてあるという。「捨てたくはないんです。でも、そのうちいつか知らない間に、何処に行ったか解らない事になっていて欲しいんです」という彼に「会わなければ良かったと思いませんか?」と尋ねる。彼女の死んでしまった犬たちの話を少しして「私も思いません。その人に会ったことは、私の人生のとても大切な時間だったんです。あの人もそう思ったから、思っているから、送り返してきたんです。」「解るんですか?」と問うと、うつむいていた彼は「解りません、ほんとはね」顔をあげて笑う。彼女はだんだん彼が好きになる。「クロッカスが咲いたら見に来ませんか?と言えばよかった・・・」そして、ある日、クロッカスに根がはえる。クロッカスの花を黄色にするんじゃなかった・・・と、後悔。
その次のページからの言葉がまたとてもよい。退屈ではなく、寂しくもない、ただいつのまにか人の悲しみすらを羨ましがるほど傲慢になるほどに孤独ではあったけれど。日常をちゃんと生きていたはずの彼女、朝食のりんごはそろそろキウイが苺に変えよう、生活はきちんと送っているのだ。クロッカスの根にステップをふめるほど喜びも感じられるのだ。しかし・・・。 「誰かに会いたかった。 会ってクロッカスやひまわりや犬の話がしたかった。 間違って届いた宅配便や自転車の話がしたかった。」 「ひとりで考えるそれらは いつも過去形で語られる夢のようで 夢のようで 私は悲しかった。 悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて」
そして、彼女は家中のものを洗濯する。だけど、花の花弁や春のちり、緑の吐息といった春のものが洗濯物を汚す。洗っても洗っても、汚れてしまう。春なのに「私は悲しかった」。春だからこそ?そんな彼女は、手袋やらクロッカスやらがデッサンの狂った息苦しくて苦しくなるような夢を見る。「あんまり苦しくて生きていることを切実に実感する」そんな夢。
「水。 水が欲しいと思う。 だから、誰かに水をあげたいと思う。 あげようと思う。 『欲しい』と『あげる』は一卵性双生児のようによく似ている」
クロッカスが間違えて白い花を咲かせた。彼女は青空をバックにクロッカスに黄色いりぼんをして出かける。
「今 一番好きな人に、あげたいものは何ですか?」 1999年に発行された本です。かわいらしくて切なくて、とてもやさしくて悲しくて、でも、心がそっと軽くなる。1999年に出会っていれば、私は・・・・?すんでしまった時間は取り戻せない。
大切なのはまず、私のハッピネス。誰の役にたてないとしても、私はここにいる。それだけ。私がここにいる、そして私がまずほっとする。・・・そして。そして、プレゼントをあげたい好きな人が悲観していたよりたくさんいる喜び。だけど、あげたいものは思い浮かばないけれど。もしくはあげたいものがあっても届けられない人もいるけれど。でも、心をこめて「プレゼントをあげる」言葉を贈ります。
あなたがいてくれてよかった。 あなたに会えてよかった。 あなたがいつも笑顔でいられますように。 心から本当に願っています。
2003年03月07日(金) |
BIGGER BIZ ~絶対絶命!結城死す?~ |
この書き上戸(って、いつも酔っぱらってるんかい!)なワタクシですが、TV見て笑ったり泣いたり反応すんだけど。感想も持つしね、でも書きモード入らなかったのね~。ま、ノリとか勢いってやつで書く時書きすぎるからかもね、ってカ行なフレーズ。
いやー、っはっはっは!それにしても、今日はおもろかったぞ!本気でかなり笑ったぞ!行き帰りはフジッキーの新譜ヘビーローテだし、「いやーBIG BIZ再演パスしたからビデオで復習しなきゃね」とか言ってフジッキーの新譜特典DVD見てたし、だけど、こいつぁ愉快痛快。
ミーニングレスでハチャメチャなコトがどんどん転がって繋がってエライコトになるんだわさ!いやー、本気でおもろかったぜ!って、つい筆(?)を取り、ついDVD申し込み・・・。
そして「BIG BIZ」にも「BIGGER BIZ」にも直接触れずに終る(笑)また書きます。多分ね。
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