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しもさんの「気になる一言」
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2025年06月06日(金)
熱は、3割7分5厘 (さんわり ななぶ ごりん)

長嶋さんが他界してから、その人柄を表すエピソードが
溢れているが、どれもが長嶋さんらしい・・と笑った。
中でも、私が気に入ったのは、徳光さんが話してくれた話題。
ある結婚式でスピーチする予定だった長嶋さんが
熱を出して、突然キャンセルしてしまった話。
「熱を出したそうですね。どれくらいですか?」と徳光さん。
その時、長嶋さんの返事は、「3割7分5厘」と一言。
本来なら「37度5分」のはずなのだが・・・(笑)
いつでも、野球のことを考えていた彼らしい逸話と感じて
メモを取った。(わざとかもしれないけれど・・)
誰もが「太陽のような人でした」と認める長嶋さん、
これからも、スーパースターならではの逸話が出てくるだろう。
もっとも影響を受けた野球選手達は、口を揃えたように、
「厳しいけれど、優しい人」というのも気になった。
「厳しい」だけでもなく「優しい」だけでもない人柄。
これが「神様のような人」と言われる所以だな、きっと。



2025年06月04日(水)
心も体の一部なんだよ

テレビドラマ「続・続・最後から二番目の恋」から。
場面設定を説明するのが難しいけれど、
この台詞が私のアンテナに引っかかった。
「心も体の一部なんだよ」
体と心は、別物・・と思っていた私にとって、
なるほど・・とうなづく台詞だった。
「心」とは?と問われたら、うまく説明ができないが、
このフレーズで、何となく説明ができる気がした。
心が弱ってきたら、それは体が弱ってきたこと、
そう考えることができる気がした。
うつ病は心の問題・・と考えずに、
うつ病も、体の問題・・と考えることだ。
体の問題ということは、
治療すれば、必ず治る、ということでもある。
お気に入りのテレビドラマから、
素敵な言葉をいただいたな、ありがたい。



2025年06月02日(月)
昼を「蕎麦」に変えたんですよ

久しぶりに会った後輩が、スリムになっていた。
「羨ましいな、どうしたの?」と聞く私に、
「昼を『蕎麦』に変えたんですよ」と答えだった。
続けて「間食も、やめて・・」と付け加えて。(汗)
ハードなトレーニングだけでなく、
食事療法でも、痩せることを知った。
「米」を「蕎麦」に変えるだけで、
そんなに効果があるのだろうか?と疑問が残るが、
私も、試してみようかな?と思える言葉だった。
(蕎麦の作り方だけは、私にもわかるし・・)
かき揚げとか乗せてもいいのかな?なんて思いながら、
チャレンジしてみようかな・・と思った。
でも「間食も、やめて・・」が難しいかな、私の場合。



2025年05月31日(土)
稽古は裏切らないから

大関・大の里が横綱に昇進した。
多くの人が、コメントを寄せている。
その中で気に入ったのが、
「横綱になっても、稽古を大切にして欲しい」
というもの。
続けて「稽古は裏切らないから」とコメント。
横綱になったからといって、(忙しさを理由に)
稽古を減らすのはもってのほか。
横綱こそ、他の力士より稽古をして欲しい。
そんな気持ちが込められていた。
このまま、横綱らしい成績をおさめるには、
稽古が一番、と言いたいようだ。
「本場所で負けたら、稽古が足りない、と思え」
そんな意味だろうか。
努力は報われる、という意味だな、きっと。



2025年05月29日(木)
皺は、誇り高く刻むものである!

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「唇の上の、皺」)
「皺は伸ばすものでも、隠す対象でもなく、
誇り高く刻むものである!」
これまた、なるほど・・である。
うつ病になってから、笑うことがなくなり、
眉間に皺ばかり寄せていることが増えた。
鏡に映る顔を見てため息ばかり(汗)
そうか「皺は、誇り高く刻むもの」なのか・・と、
自分の皺を改めて見直した。
これからは素敵な皺を刻みたいと思う。



2025年05月27日(火)
病気を忘れるとき、病気が治る

書籍「大河の一滴」
(五木寛之著・幻冬舎文庫刊・329頁)から。
図書館で借りてきた単行本、
手元に置きたくて、文庫本を買った。
心に残ったのは「病気を忘れるとき、病気が治る」
どこかで読んだ文章の一節らしい。
私は、ハッとさせられたフレーズとなった。
いつも病気のことばかり考えているから、
病気が治らないんだ・・と。
病気だということを忘れてしまうと、
知らないうちに、病気が治っている、
と言うことらしい。
病気のことを忘れられるほど夢中になれること、
いや、家事でも構わない。
病気のことを考える暇を与えないこと。
これを見つければ、いいと言うわけだ。
あまり難しく考えない方がいいらしい。
私の場合、今のところ、読書かな。(汗)
それとも、TVのスポーツ観戦かな。(笑)
この二つをしている時は、
少なくとも、病気のことは考えていないもの。
どちらも、ちょっと違う気がするけれど。



2025年05月25日(日)
笑顔・笑顔・笑顔

何度も書いてきた「笑顔」の大切さ。
そう考えたら、3年前、うつになってから、
私の「笑顔」がどこかに消えてしまったらしい。
思えば、発病以来、心の底から、笑ったことがない。
笑おうと思って、サンドイッチマンをはじめ、
お笑いの漫才、コントなども何度も見たが
「ニヤリ」とはなるけれど、声を上げて笑うことはない。
今、私が意識しなければならないのは、笑顔。
昔のような私の笑顔を見たい、という人も多い。
ありがたい話だ、と思いながら、笑う努力をしたい。
おかしくなくても、ニヤリでなくて声を上げて笑うこと。
そのうちに、心の底から笑えるようになるようだ。
「笑顔・笑顔・笑顔」信じて笑ってみたい。



2025年05月23日(金)
未熟って意味じゃないわよ。未知数って意味

書籍「燃える波」
(村山由佳著・中央公論新社刊・332頁)から。
有名女優が、新しいスタイリストを選んだ時の話。
「(前略)これからの人と組んだほうが愉しいもの。
これからっていうのはもちろん、
未熟って意味じゃないわよ。未知数って意味」
この台詞が引っかかった。
まだ一流ではないスタイリスト(主人公・帆奈美)を
あえて選んだ理由をこう説明した。
一流じゃないってことは、未熟だから・・ではない。
一流じゃないってことは、可能性があるってことで、
それを「未知数」と呼んだ。
未知数の可能性を持った人と組んだ方が愉しい、
そういう表現をしたのだと思う。
このスタイリストと組んで仕事をすれば、
何か愉しいことが起こりそうな予感、
そんなことを匂わせてくれる。
物語は、その未知数を発揮してくれる主人公が
言葉通り、どんどん新しいスタイルを表現してくれる。
私の大好きな作家、村山由佳さんのラブストーリー、
一度、読んでみて欲しい。



2025年05月21日(水)
筋トレは、重力に逆らった運動

シルバー人材センターが主催する「健康体操」講座。
「腰痛・肩こり、膝痛など、お悩みを改善しませんか?」
というキャチコピーにつられて参加した。
コーチの合図に合わせて、ストレッチや筋トレをする。
えっ「ストレッチ」と「筋トレ」ってどこが違うの?
そんな疑問が私の頭の中で駆け巡った。
コーチは、簡単に説明してくれた。
「筋トレは、重力に逆らった運動」と言う説明に
なるほど・・と思いメモをした。
私がいつもやっているのは、ストレッチ。
筋力が落ちる高齢者は、ストレッチだけでなく、
時には、筋トレで筋肉を維持することも必要らしい。
ストレッチと筋トレの違いがわかって、
なぜかすっきりとし私である。
それだけ、負荷を与えるってことなんだよなぁ。



2025年05月19日(月)
あなたはあなたのために咲いたんだよね?

書籍「積極的その日暮らし」
(落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。
朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。
(タイトルは「三月の娘二」)
「『ほかの花を引き立てるために、
お母さん、あなたは咲いていたの?そうでないよね? 
あなたはあなたのために咲いたんだよね?』
俯き加減に微笑む母の遺影にいま娘は訊く。」
落合惠子さんが、亡くなったお母さんの遺影の前で
そっと呟くワンシーン。
いつも、誰かのために、誰かを引き立たせるために、
生きてきたように感じた、母の生き方。
でも、そうじゃない。それを花に例えてこう言った。
「お母さんは、お母さんのために咲いたんだよね。
決して、誰かのために咲いたんじゃないよね」と。
見落としがちな、母の謙虚な生き方に
ついつい、聞き返してしまう彼女がいた。
そのうち、私の母にも、聞いてみよかな、
「お母さんは、お母さんために生きてきたんだよね」と。