2025年04月04日(金) |
なでしこアカデミーフェスティバル 大宮−出雲を軸にした観戦メモ |
なでしこアカデミーフェスティバルというU−15の交流大会がある。第1回大会マニアとして、なでしこアカデミーカップという名称の第1回大会には足を運んだ。WEのアカデミーもINACと大宮が参加する。
AIによるとWEリーグクラブはU−18、U−15のアカデミーを保有しなければならない。規約を読むとサッカーをはじめとするスポーツの新興に務めなければならない程度の記載だが、実態としてはそうらしい。一方アマチュアリーグのなでしこリーグにはアカデミーの保有義務はない。
U−18についてはクラブユース女子と全日本U−18女子選手権を観る限り、WEのアカデミーはトップクラスだ。しっかり強化できている。他方、なでしこについてはそうとは言えない部分がある。U−15の女子チームは必ずしも多くはなく、なでしこリーグといえども一握りのエリートとは限らない。ピンキリというか、さすがにキリはなくても、ピンだけとは言えない。その様子をうかがうために全体的にちらっと見ようと足を運んだ次第である。
が、Jグリーン堺に着いたら食堂を改装中とかで、売店すらなく、昼を食べられない。したがって午前中の1試合だけを観る。
4つのピッチをチラ見で番号すら特定できない。
++++++++++++++++++
スペランツァ大阪 誰々十八 誰々誰々二七 六番 誰々二番二五十九 誰々
ヴィアマテラス宮崎 十番誰々 十八六番誰々誰々 十四誰々誰々誰々 誰々
スペランツァのアカデミーは河内長野市で活動している。レベルとしては高槻市で活動していた時代よりかなり落ちる印象。ごく普通のレベルのチームに見える。対するヴィアマテラスについては宮崎の女子サッカー事情など知らないが、やはりごく普通のチームに見える。セレクションもないんじゃないかな?積極的に声を出す選手もおらず、まずはフットボールにアグレッシブになることから、と思った。技術的にもごく普通。まずスペランツァが先制してヴィアマテラスが逆転したところまで観た。
+++++++++++++++++++
大宮アルディージャVENTUS 三八四三 三六三四四五四十 三九四六四四誰々 三一
ディオッサ出雲 十三 九番誰々 十四八番十九十一 十五三番十六 十七
観ている間はどちらがどちらか分からなかったので、純粋に素直な感想になる。どちらもオレンジ系で、セカンドユニが白で、ゴール裏観戦では分からなかったのだ。 番号が大きい大宮は通し番号だと思われる。大柄で身体能力が高くカウンター主体でワイルド。技術的にしっかりしている。エリートと言われればエリート。しかしWEのアカデミーとしては繋がないチームは珍しい。対するディオッサは互角以上に戦っている。山陰の地域のチームのはずだが、なぜここまで強いのか分からない。山陰のチームと言えば松江商の女子サッカー部か、大体大にも人材を送り込んだ松江市のクラブしか知らなかった。ディオッサはどんどんボールを動かして支配するのだが、この技術としっかりとした戦術というのは人口の限られた、当然競技人口も少ない出雲でここまで育成できるのだろうか?それとも何か特殊な事情があるのだろうか?あまりに強すぎるのだが。身体能力で上回り高い技術を誇る大宮を振り回すとは。観ている間に出雲に3点入り、スコアを確認しても1−4で出雲の圧勝だった。
+++++++++++++++++++++++++
堺S4大和シルフィード対愛媛FCは愛媛が支配していた。今まで観てきて愛媛FCには一定のクオリティがあることは分かっている。なでしこのアカデミーの標準レベルであろう。なでしこリーグ1部のアカデミー。対する大和はごく普通のチームか。なでしこリーグ2部のアカデミーで神奈川県大和市がホームタウン。 堺S5の名古屋対湘南は名古屋が押していたが湘南も一定のレベルにあった。朝日インテック・ラブリッジ名古屋はなでしこリーグ1部。OSAレイア湘南はなでしこリーグ2部のチーム。星槎国際湘南系列のチーム。
+++++++++++++++++++++++
さて振り返っても堺S3のレベルが突出していた。特にディオッサは地方の女子チームでもここまでやれるんだ、と思った。今後の注目チームになるだろう。出雲市のチームと言えばサンフレッチェや大社高校が知られるが、同等以上の存在感になれるのではないか?
|