ぶつぶつ日記
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2001年10月26日(金) イメージ遊び

カイロではくだらないことを楽しむ時間がたくさんあった。
夜、女3人が集まって電気を消し、ヨーロッパ人の真似をしてろうそくに火をつけ、
暖かい明かりの中で早朝のアザーンが聞こえてくるまで話し込んだものだ。
軽い話題、深刻な話題、人の噂話、自分たちの不確かな夢について・・・。

ある日読んだ本の中に、自分や自分や周りにいる人を花に例えると・・・、
というエッセイがあって、花や木や、色んなものに友人知人を例えてみた。
植物の名前に詳しいわけではないので、あくまでイメージだったのだけれど、
じーっと考えているうちに、その人の内面が形になって見えてくるような気がした。

Hねーさんは、ひっそりと山に咲く紫色の山百合。
イタリア人のキケーレに「バーニングアイス(燃える氷)」と言われたように、
穏やかな外見に激しさや熱さを秘めている感じ。

日パキハーフのMちゃんは、複雑な色の蘭。
華やかな外見に見え隠れする真摯さや脆さが、育てるのが難しい蘭を思わせ
る。

Sちゃんは、小さなピンク色の花束。
一輪一輪の派手さはないけれど、花束を見ると暖かい気持ちになるように、
小さな思いやりが、皆にかわいがられる。

私を花に例えると、どんな花なんだろう?
あの人を例えると?

私が身につけて似合う色は紫系なのだけれど、
どうやらイメージの色は「オレンジ色」らしい。
赤ほど、強くない。
決して寒色系ではない。

色々な人の顔を浮かべながら、久しぶりにイメージの世界を遊んでみようか。
アザーンの聞こえない街で・・・。





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