DiaryINDEXpastwill


2003年08月13日(水) 素晴らしい練習、大きな気づき (3.5)

今朝は早く起きられて嬉しかった。いつもと同じようにPCに向かってカプチーノとベーグルの朝食。

「今日は少し早めに練習を始めよう」これは昨日の夜の時点ですでに決めていたこと。もう少しゆっくりしていようかな、と誘惑も多少はあったけれど、10時45分には練習を開始しました。今日は珍しく素晴らしい練習ができました。最近はイザイとパガニーニがどうしても後回しになってしまっていたので、今日はそちらから、といってもやはり気分が乗らなかったのでヴィニアフスキを最初にしましたが、練習を始めることにしました。イザイの音程にしっかり取り組んで、やはりその複雑な音の綾を自分の言葉とするには腰を据えて取り組むしかない、と強く感じました。コードの音程は和音を分解し、ピアノにも頼りながら、落ち着いてひとつひとつの言葉を噛み締め、味わっていくかのように大切に繰り返し繰り返し練習していきました。そうすることにより、イザイの言葉をより明確に把握できそうだという明るく確信めいたもの心のなか生まれてきました。練習した個所は半ページほどですが、とても素晴らしい練習だったと思います。午前の練習は2時間と決めてあったし、その頃にはちょうどお腹も空いてくるので、時計の針がその時を示すと「しめた!」とばかりにピタリと練習を止めます。

お昼は昨晩の夕食の残りのポトフ。バゲットと一緒に、と考えていたけれど、ちょっと乾燥しすぎていてそのままでは食べられなくなっていることに気がつき、結局、梅のおむすびをお供にすることに。乾燥してしまったバゲットではブレッドプディングを作る予定。

夫とゆっくりとお昼を楽しんだ後、掃除をしてまた1時間半ほど練習。午前中できなかったパガニーニとブラームス。パガニーニも一筋縄ではいかない…ゆっくりと何度も繰り返すことにより自分のものにしていくしかない。ブラームスは大分よくなってきたように思います。こちらに関しては少しシンプルに弾くことを考えると上手く行くよう。確かにフレーズなどは明確に示さなければならないけれど、自分の気持ちだけが空回りするような演奏は頂けません。

今日はこの練習が終わった時点で、今日はもう練習はしない、と心に決めました。そうすることにより、とてもすがすがしい気持ちを味わうことができました。楽器から、音楽から離れる時間をきちんと持ち、充実させることも本当はとても大切なことなのではないか、と今更ながら大きな気づきをしたのです。

その後、3時間ほど教え、9時過ぎに夕食。夕食はインスタントのラーメンに野菜炒めを加えたもの。そのままではとても食べられないけれど、少し手を加えるだけで、こんなにも変わるものなのかしら…と新鮮は驚きを覚えています。

最近、メールのやりとりを通じて知り合った人のことが気になっています。十代の頃の胸のときめきをもう一度感じ直しているようなそんな新鮮な感覚に私は喜びと戸惑いの両方を感じています。お会いしたこともない相手の言葉がこれほど強烈に自分の胸に飛び込んでくるものなのか、と不思議な感覚を味わっています。


けい |MAIL

My追加