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2025年04月21日(月) ■ |
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風は西から |
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書籍「風は西から」(村山由佳著・幻冬舎刊・407頁)から。 一気に読み終えた。 恋人がブラック企業に勤め、 その果ての結果、自殺してしまう、という、 意外と重たい話だったが・・。 それを吹き飛ばすような、詳細な描写に、 ハラハラドキドキが止まらなかった。 「顔に吹きつける風がたまらなく心地いい」で始まる、 爽やかな、デートの場面が、その後の意外な展開に続く。 その中で、時々、登場する「風は西から」のフレーズが、 頭から離れない。 キーポイントになるシーンに、さらっと表現されている、 このタイトルは、筆者が何かを訴えているのだから、 気になって仕方がない。 久しぶりに、小説を読んだ。 それまでの私は、集中力が続かなく、 読み始めても、すぐに飽きてしまったのに、 今回ばかりは、じっくりと読むことができた。 だんだん、治ってきたのかもしれないな。
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