みのるの「野球日記」
==すいません、ちょっと宣伝です==

●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2001年11月19日(月) 城西大優勝ならず

 城西大の初出場初優勝の夢は、駒大の2本のホームランの前に消えた。明治神宮野球大会大学の部決勝は、東都代表・駒大が5−3で首都代表・城西大に競り勝ち、8年ぶり4度目の優勝を遂げた。

 試合は、城西大が初回に駒大先発の川岸(4年・桐蔭学園)を攻め、5番荒井(3年・東京)、6番藤本(4年・大阪桐蔭)の連続適時打で2点を先制。しかし、その裏にショート渡辺(3年・牛久)の守備のミスが重なり1点を返される。2回には先発比嘉(3年・読谷)が駒大1番・梵(3年・三次)に勝ち越し2ランを打たれ、3−2と逆転を許す。追う城西大も、5回に3番竹原(3年・関西)がレフト中段席へ同点ソロを放つが、追いつ追われつの展開に決着をつけたのが、駒大の前田(4年・多度津工)。6回裏にレフト最前列へ2ランを放ち、2点を勝ち越し、その後は3番手の田中敬(4年・別府大付)がピシャリと締め、城西大の反撃を絶った。

 試合後、城西大の原田監督は「ここまで来れて嬉しいのと、決勝で負けてしまって悔しいのと半々。リーグ戦が終わってから『優勝するぞ!』という気持ちはみんなにあったのですが、何せ初めての神宮大会なので、調整の仕方や調子の持って行き方が難しかったですね」と悔しさ交じりに話していた。

 投手陣は、大黒柱であるはずの小林(4年・甲府商)、そしてリーグ戦MVPの小沢(2年・花咲徳栄)が本調子ではなかった。唯一、調子を持続していたのが抑えに先発と大車輪の活躍を見せた比嘉だけ。準決勝、そして今日の決勝と好投した左腕・濱元(3年・中央学院)の活躍がなければ、ここまでの結果は残せなかった。投手陣の不調については、「リーグ戦の疲労もあるが、調整がうまくいかなかった」と監督は言う。

 首都大学のライバルチームである東海大は、今春の全日本選手権で久しぶりに頂点の座についた。98年春、99年秋、00年秋と3年連続で決勝戦敗退。あと
1勝が遠く、ようやく叶えた日本一だった。

 原田監督は「決勝では力の差はなかった。負けた原因としては経験の差かもしれない。2点を先制したのに、全くアドバンテージがあるように思えなかった。今後、優勝を狙うには、リーグ戦が終わってからの調整をしっかりと行うことです」

 初戦、準決勝と先発した小沢は言う。
「まずは目標はリーグ優勝。それから大学日本一です」
 
 来春のリーグ戦では、東海大が「打倒、城西大」で挑んでくるのは間違いない。最終学年となるエースの久保(3年・沖学園)や今秋ベストナインと最優秀防御率に輝いた筑川(1年・東海大相模)が城西大の前に立ちはだかる。
 
 神宮への出場を懸けた首都大学は、例年以上に熱くなりそうだ。

 最後に原田監督は、「今度は東海大に追われる立場になりますね」と記者に質問されると、「そんなわけないじゃないですか。リーグ戦も苦しんで勝ってきて、やっとここまで来たんです。勝ったおごりもないですから」

 東海大が「あと1勝」で苦しんだ道を、城西大も歩みだした。同じリーグで互いに刺激しあい、首都大学の人気が盛り上がることを期待したい。



 < 過去  INDEX  未来 >


みのる [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加