みのるの「野球日記」
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2001年12月18日(火) 公式戦の数

 ラグビーの全国社会人大会が15日、東京・秩父宮ラグビー場など5会場で開幕した。秩父宮では前回大会ベスト4のNEC(東日本2位)とサントリー(東日本1位)が登場し、ともに100点ゲームで快勝。22日に行なわれる2回戦に進んだ。

 第1試合でNECと対戦したのは、西日本リーグ3位のコカ・コーラウエストジャパン。近年、ラグビー部強化に力を入れ始め、急速に力を付けてきている。関東学院大時代に、SOとして大活躍した淵上が入社してからは、有望新人が続々と入部。今大会は、前回に続き2度目の全国大会出場だった。

 試合開始早々、NEC攻撃陣の前にディフェンスはずたずたに崩された。開始2分でトライを奪われると、最後の最後まで終始NECペースでゲームは推移。全国大会初戦は、102−0という屈辱的大敗だった。

 試合後、コカ・コーラウエストジャパンの石丸コーチは、「出来ることなら、もっと多くの試合をこなしたい」と話した。全国社会人大会は平成7年度から続いたW杯方式を、前回大会からトーナメント方式に戻した。W杯方式とは、全国の出場校を4チームづつ4ブロックに分け、上位2チームが決勝トーナメントに進む方式である。これだと、どんなに弱いチームでも最低3試合は全国のレベルを肌で感じることができる。トーナメント方式に戻した理由には、日程の問題やテレビ中継の絡みがあったと聞く。

 石丸コーチは、「今日の試合で東日本のプレーの精度の高さが、身に染みて分かった。得点は開いたが、またひとつ勉強になりました。以前のようなW杯方式ですと、最低3試合はでき、レベルの差を肌で感じる機会も増えるのですが・・・」と、試合数の増加を切に願っていた。


 さて、9月から始まった高校野球の東京都秋季大会は、日大三の2年連続優勝で2ヶ月前に幕を閉じた。このオフ期間に、それぞれのチームが春季大会を目指し練習に励んでいることだと思う。
 でも、その春季大会に出れないチームもある。東京都は秋季大会が、翌年の春季大会の出場権も兼ねているのだ。秋季大会は、まずブロック予選から始まるのだが、そこで3回戦に進めなければ、春の出場権を失う仕組みになっており、多くの都立高校は、出場権を得ることを目標としている。

 秋季大会2回戦までに負けてしまうと、どういうことが起きるか。9月に新チーム初めての公式戦であるブロック予選を戦う。初戦で負けると、7月から始まる夏の大会まで公式戦が一度もない。つまり、10ヶ月も公式戦がないことになる。たった2試合で引退してしまう部員が数多く存在してしまう・・・。

 東京はご存知の通り、夏の予選だけは東・西に分かれて、代表校を争う。今夏の参加校は東が140、西が127校。これが秋と春では、「東京都大会」として戦い、東も西も一緒になる。大変な数の学校が大会に参加することになる。

 私の住む神奈川では、秋にブロック予選(3試合)、春にもブロック予選(3試合)がある。そう考えると、多くの学校がたとえ1勝もできなくても、夏も含め、最低7回の公式戦を行うことが可能となる。練習試合では得られない緊張感を味わうこともできるし、背番号も着いている。

 都の高野連にすれば、審判やグラウンドの確保が難しいという状況があるようだ。

 けれど、たった2試合で引退するほど悲しいことはない。
 公式戦は練習試合では得られない、多くのことを学ぶことができる。


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