りぼん9月号

りぼん9月号で「時空異邦人KYOKO(作:種村有菜)」と「ランダム・ウォーク(作:吉住渉)」の2作品が最終回を迎えました。共通する感想は、「上手くまとめたな」ですかな。上手くまとまりすぎてあっけなかったのですが。

 「KYOKO」は読者が飽きないうちに終わらせようとしたのかどうだか知りませんが、ストレンジャーに対して、せめて1人1話ぐらいのエピソードが欲しかったです。ラストに彼らがその後どうなったかを記してくれているのですが、顔と名前が見事に一致しません(泣)。エピソードがあった、華蓮や水乃はわかるのですが、その他が・・・・・。そんなことをやっているとダラダラしてしまうのはわかるのですが、エピソードがなかったストレンジャーは本当に「憂姫を呼び起こすためだけに城に呼ばれた」ってカンジです(実際そうなのだけど)。あぁ、何だか読み終わったあとの「不満足感」が言葉で表現できない(泣)


 「ランダム・ウォーク」も「なんだかなぁ」ってカンジ。優架は結局何がしたかったのでしょう?優架のいろいろな形の恋愛話をつれづれと綴っただけのような気がします(恋愛マンガってそんなものだけど)。「りぼん」にとって「吉住渉」というマンガ家は「手放したくないベテラン最有力者」だと思います。でもこのままでは、「吉住渉」という人がダメになっていく気がしてしょうがありません。彼女の作品は好きですし、りぼんで読めなくなってしまったら悲しいのですが、他社に移ったほうが実力を出せるのならそうしてほしいです(矛盾していますが・・・)。実力や絵の上手さ、センスの良さから考えても他社でも十分やっていけると思います。

2001年08月05日(日)
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