Diary
沙希



 


抱き合った夜の幸福な記憶が
妄想をかりたてる。
キミの体温を忘れてしまうことはきっと
罪悪なのでしょう。
だったらいけるところまで。。。

その目にあたしはどう映っているの?
キミとあたしの幸福な未来のビジョンは
かみ合っているのかどうか。
そんなことは関係なかったとしても。

よそ見してまたキスを交わす
延々と繰り返されるその行為の果てに
終わりがあるとしても
今はまだ夢の中にいたいと願う。

あっけなく崩れ去る望みをあたしは知っているのに。

キミの腕の中にいるあたしを
遠くから見たい。
そんな衝動。
あたしは今たったの一人でしかないのに。

だからってなんだというのだろう。



2005年11月26日(土)
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