2003年12月13日(土)
本能
親知らずを抜きました。
麻酔をかけていただいたので、全然痛くはなかったのですが、いやー二度と経験したくはないね。 私の親知らずは水平になっていて(横に倒れている)、しかも生えきってないので(ちょっとしか出ていない)、まず歯茎をひっぺがして、歯を砕いて抜いたのですが、そのときの音がすごい!バリバリ、ゴキッ!グシャ!という、さながら工事現場。その振動が伝わってきて怖い怖い。あー思い出すだけで恐ろしい。
しかも麻酔が切れたら、激痛が襲ってきます。痛み止めを飲まないとやってられないような痛さ。歯茎は腫れあがり、それに伴いほっぺたも腫れあがり、まるで瘤取り爺さん。
そのときに考えることといえば「あー痛い痛い痛い痛い痛い痛い・・・」ということばかり。普段ぐちゃぐちゃ考え込んでる自意識過剰とか自己嫌悪とかはふっとんでしまいます。ただ痛い。腫れ上がった顔のことすらどうでもよくなります。見栄っぱりはどうした。自分に余裕がないと人にも自分にも優しくできません。
自分に余裕が無い時というのは、私の場合、「おなかがすいている時」「眠い時」「痛い時」です。頭の中は「おなかすいたー」とか「眠い」とかでいっぱいになって、その他のことは何も考えられなくなるの。
そう考えていくと、人間もやはり本能の動物なんだなあと思います。
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