モスクワ留学日記
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2006年10月10日(火) ワタシが毒を吐く時

モスクワ プラス11度 くもり&雨

モスクワ生活が長くなるにつれ、多少のことではイラつかなくなった。
ものすごく細かい部分でキーキー青筋立てている人たちを見ると
もっと楽に構えたらいいのにねぇ、なんて思うほど。

そもそも、ここで暮らしていく中で理不尽なことってたくさんあって
いちいち腹を立てて眉間にしわを寄せていたのでは
精神力も体力も「もたない」のが現実だから。

苦しいと感じるのは、自分が活動している場所で、
会社の体制だとか、方向性とか、優先事項の順番がかみ合わない時。

会社の興味とは、凸凹あるがトータルバランスを計算して
先読みな動きを仕掛けつつ先へ進むこと。

しかし、現実を省みず先走る危うさ、
今やりすごす事があとでどのような大事を引き起こすか、
現状把握&改善と、予測&それに見合った行動、
重要なのは2つのバランス。

目の前に出された課題でいっぱいいっぱいになるスタッフが大半なら
彼らを思うとおり動かすためにはより細かい指示と、声かけ、
話し合いをし、目を光らせ、
常に意識づけをしていくしかないという現実。

あれもこれも、日々のルーティンワークに追われて、
もがいて、もがいて。

舵取りは何人かいて、
その都度方向が変わっていたら、
スタッフは混乱し、船はぐるぐる同じ場所を。

ずっとぐるぐるしたいなら、今のままでいいじゃない。

Yesmanでいいなら、黙っとけばいいじゃない。

ほっといたって、それなりに動くでしょ。


でもさ、何か方法ないかなって考えちゃうんだよ。
ワーカホリックになるつもりはないけれど、
会社に人生ささげる気はないけれど、
仕事してる以上、任されてる以上、
結果につなげたいし、結果を出したいと思うから。


忘れられがちなのは、この「過程」


努力なしに優勝したスポーツ選手がいたなら、それは天才。

でもほとんどの天才は、努力の後に成功している。

それは孤独な作業ではなく、多くの協力者と共に。


表舞台に立てる者だけが偉くて、縁の下は常に柱支えてなきゃいけないとしたら

ある日突然アホらしくなって、柱放り投げるでしょう。


今わかった。自分の中のストレス。

ワタシがつないでる仕事につき、理解ほしいということを。


mihobani |MAILHomePage

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