本棚

図書館や、書店に行くと、時々、素晴らしい本棚がある。
気に入っているのは、ジュンク堂の本棚。
下側の棚が傾いており、腰をかがめなくても背表紙が見えるようになっている。
重厚感も申し分なく、家に置きたいなぁ、と行くたびに思ってしまう。

そもそも、一般売りされている本棚は、いまいちなものが多いような気がする。
奥行きは、本一冊分であるべきであり、決して文庫が二冊、奥に並ぶようなものではいけないのである。

あらかじめ目的に合わせて作られたものの方が、上質のものに仕上がることは、自明の理であり、必然のことである。柔軟性にかけ、それ以外の用途には使えないが、その用途に合致したときには、他のものの追随を許さない、そういったものが、良いのである。

生活空間の全てを、そういったもので固めるのには、手間とお金がかかるので、そう簡単には出来ないけれど、せめて、自分の好きなもの関係だけは、妥協せずに、良いものを揃えていきたいと思う。

ジュンク堂の本棚って、どこで売っているのでしょうね?
一般売りはしてくれないのかな。
2001年12月08日(土)

日々 / いけだ