つらつらと

今日はお休みだったので、ぼんやりと過ごした。
まあ、昼過ぎまで寝ていたんだけど。
その後、古本屋さんに行って、探してた漫画があっさり見つかって、
幸福感に浸ったりしてたんだけど。

生きているっていうことは、それだけで偉大なんだなあ、と。
いろんなものを見て、考えて、味わって、聴いて、感じて・・・。
生きているってだけで、いろんなことが可能になっているなあ、と。
死んだことが無いので、そっちがどうなのかはわからないけど。

いい本を読んで、いい音楽を聴いて、美味しいものを食べて、
楽しいお話して、良い風を感じて。
そんな、ちょっとした事(村上春樹さん流に言うなら、小確幸)の積み重ねで、
人生は、やっていけるなあ、と。

そんなふうに。

昔は、そんなふうにすら思えなかったことを考えると、余裕が出来たのかな。
周りを見渡せる余裕が。
見渡してみると、世界は敵だらけなんかでは全然無くて。
むしろ、味方の方が多くて。
大事なのは、戦う手段なのではなく、戦いを避ける手段。
そりゃ、時には戦わなければならない状況だってあるけれど、
そんなのは、自ら望まないかぎり、そうそう寄ってくるものでもないし。

また、明日からも、道端に転がっている、小さな幸せたちを、
見逃さぬよに、踏みつけぬよに、ゆっくりと歩いていこう。
2001年12月09日(日)

日々 / いけだ