キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2012年03月10日(土) 思い切り泣けないから余計に哀しいんだよ。


幸せになれない恋愛を選んでるのは、他でもない、この私自身。
だから涙を流したって誰にも同情なんてされない。

いっそ誰かに全てを話せたらどんなに楽になれるのか、と思う。
けれど友達にこんなことを話して
友達を失うのが怖いんだ。



***

Aさんが前より格段に忙しくなって、なかなか会えない日が続いた。
私も残業が続き、2人でゆっくり飲めるのは暫く無理かなと思っていた。

『遅くまでお疲れ様です。お先に上がります。』

そうメールを打って勤務地のビルを出た。
21:30過ぎ。

メールは返ってこなくて、私の足は力が入らなかった。
私ばかりが会いたいと思ってしまうことには慣れているけど
それでもやっぱり哀しくて仕方が無かった。
今夜、また眠れないのかと思うと、想像するのも嫌だった。

ふらふらした足取りで電車を乗り継ぐ。



乗換の東京駅に居ると突然Aさんから電話。


『今どこ?
 今終わりました。30分だけ飲もう。』


幸せ過ぎて壊れそうだった。
世界が明るく見えてしまった。私って世界一のバカだよ。

たった30分でも会いたいと思ってくれるんだ、って嬉しかった。

でも結局それは、Aさんは"誰でもいいから飲みたかっただけ"
だと分かったけれど。
でもそれでも、ほんのり嬉しかったんだ。


大衆居酒屋で飲んで、Aさんが最近観た映画の話を聞いたり
仕事のお客さんの話を聞いたり。

お店を出て駅に向かっていると

「はー…。。金曜日ははるかちゃんち行きたいなー。ていうかヤりたい。」

って。またどんだけ正直なんですか。
少しぐらいオブラートに包もうよ。。



Aさんは1枚だけグリーン宝くじを買ったらしく
「3億円当たる予定だから。そしたらはるかちゃん囲うね。笑」
などと言っていた。
この人はいつか刺されるんじゃないだろうか。汗



傷ついてもいいから。
私は今この人と一緒に居たい。

そう思って私は今を歩いているから。
どれだけ淋しくても、どれだけ泣いても、自己責任だよ。








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