無邪気な日常

2001年12月22日(土) 笑え

生きる事と死ぬ事は、わたしにとって同じくらい難しい。
人が人を理解する事も難しい。
日常を、幸せと感じる事も難しい。

綱。
私は綱をもっていた。
本当は、持っている気がしていただけで、
その綱はとっくに切れていた。
そんな事も気づかず、私はまだその綱があるような気がした。
最後の一本。
最後まで長くもった。
ボロボロだったんだろう。
綱がきれてしまったのか、
その綱を私に差し出していた人が手を放してしまったのかは分からない。
ただ、無理だった。
そう、無理。
私にわかるのはそれだけだ。
他者に理解を求めるのは簡単だ。
理解するのはとてつもなく難しいと思う。
無理だった。
そう思えば楽じゃないか?

笑え。
私。
イタクナイと笑え。


誰だって楽しい事が好きだろう。
誰が好き好んで他者の痛みをリカイしようとする?


だけどな。
こんなアリ地獄のような感情から逃れたいと思っているのは、
誰より、その逃れようもない砂の地獄にハマった本人だ。

だけど。
笑え。


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