diary/column “mayuge の視点
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ワーキングホリデー保険を申し込む

 ワーキングホリデー保険の資料が二件仲良く届いた。

 AIU保険会社代理店 株式会社 エルエスアイと、東京海上代理店 有限会社ジーシーアール(日本ワーキング・ホリデー協会指定代理店)からである。

 さっそく内容の検討。それらをざっと見てみると、このワーキングホリデー用の保険というのは、一般に売られている海外旅行保険の保険金額(保険会社が補償する金額)を低く設定して、その代わりに保険料(契約者が支払う金額)を安くなるようにしたものだということが何となく分かってくる。

 例えば、一般的な保険だと傷害によって死亡した場合の保険金額は五千万円程度(高いものだと一億円など)に設定されているところを一千万円に、といった具合だ。

 長丁場を念頭に置く我々WHメイカー候補生としては、これから何かと入り用なとき。それだけに、この保険料というのは実に切実な問題になってくる。「安く上げる」には、リスクをどこで負い、どこで捨てるかという点で、ある程度を腹を括らねばなるまい。

 では具体的にいくつかの項目についてマユゲの場合に当てはめて考えてみよう。

 まずは【疾病・死亡】、つまり病気で死んでしまった場合。事故でサックリ死んでしまう可能性に比べれば、病気を患ってジリジリ死ぬ可能性は低そうだ。ここは一千万円も要らないだろう。五百万でよし。もう、割り切り。炭素菌発症したら諦めるしかないな。

 次にポイントとなるのは【賠償責任】、つまり何か「しでかして」しまった場合の相手への損害補償。こればっかりは文化の違いもあるし、思わぬところでとんでもない迷惑をかけてしまう恐れがある。相手と自分のその後の人生を考えれば、これは多いほうがいいだろう。というわけで五千万円ではなくて一億円!

 もうひとつのポイントは【携行品】、つまり何か持ち物が盗難、破損に遭った場合。これはかなり「ありそう」。だから十万円では怖い、三十万円だ。

 といった具合に大枠を決め、両者に電話をかけ諸処の条件を聞いてみた。それらを、バックグラウンドやサービスなどの側面を一度はずして、金額面だけで乱暴に比較してみると、こちらの表のようになる。

 保険料の金額的にはAIUの圧勝。その差は実に41,510円也。サービス面については両者とも大企業だけに、緊急時の対応(24h日本語受付など)や海外での拠点(提携先含む)といった面でも決定的な差はなさそうだ。

 バックグラウンドについては知名度という物差しがひとつあるだろう。何かあったときの話の進み方のスムースさを考えれば、この知名度というのはあながち馬鹿にできないものだ。カナダでの東京海上の知名度は分からないが、予想するに「世界的保険・金融サービスグループ、AIGのメンバーカンパニー」を謳うAIUに及ぶとは思えない。ここでもAIUに軍配か。

 てなわけでこっちにしよっと。さて申込書を書くとするか。あとは銀行で振込、と。せっかくまとまった金額の買い物をするのに、JALカードのマイレージが貯められないのがちょっと残念……。

2001年12月13日(木)

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