即興詩置き場。

2002年02月19日(火) もっと良い詩が書けるようになると思われる経験則からの方法論。



の、前に。
最近また身辺が忙しくなりつつあって、
ま、仕事は相変わらず怒涛のようにせわしくて、
たぶんゴールデンウィーク前まで年末より忙しいんだけど、
ちとまた某詩誌から連載企画が舞い込んできました。
1年間の連載。
受けるかどうかはまだ決めてない。
今度直接会って打ち合わせしてから決めるつもり。
それとはまた別の、某極秘企画もいろいろ動き始めてるし。


んでタイトルのやつだな。
俺の予定よりそっちのほうが気になる人が大多数と思われ。

けっこうちょくちょく言ってることだけれど、
「無作為に詩を読んでその感想を言語化する」
これに尽きます。経験としては。
感想って言っても「共感しました」とかそんなんじゃなく、
内容に関してよりも、その作り、構成などに対して、
「ここが良い、ここは悪い」ってのを自分なりに検討して、
それを言葉で紡いでいく。そういうのが大切。

で、自分の読みやすい詩だけにレスつけてちゃ効果ないのね。
できれば読みにくい、
「なんじゃこりゃあ?」ってのを読んでいくと、力がつきます。
俺の場合、以前、自分のサイトの投稿コーナーに投稿された詩すべてに
毎日感想を付けてた。それを1年くらい続けてた。
その後、批評の部を作って、そこでも全作品を徹底的に分解していった。
ひとつの詩を読み込むのに数日。そしてレスを付けるのに5時間くらい。
そういう作業をやってきました。
その経験は現在確かに、俺の糧になっています。
詩を読む目が鋭くなるのね。作品の深い場所まで入り込んでいけるようになる。
そしてそれは、自分の作品を書くとき、チェックするときに力になってくれる。

「言語化する」ってのは、表現力をつけるためです。
自分が思ったことを言葉を使って相手に伝える。
その技術は当然詩作に役立ちます。
で、それをレスとして残すということは、
自分の「読み」に対する他人の反応を受け取れるということで、
これはとても貴重な経験になります。

ちなみにそのへんに関しては以前、
自分のサイトの「詩人専用シナプス」のエッセイで
大脳生理学的見地から書いたことがある。
「詩の裏側。」ってエッセイ内の、「詩と大脳生理学」。
お暇な方はいっぺん読んでやってください。<宣伝


そうっすね。
たとえば、1日1篇、時間のある人は1日3篇くらい。
どこでもいいけど、投稿サイトに掲載される詩を無作為に選んで、
それに必ずレスを付ける作業をやるといいかもしれない。
一度開いた詩には必ずレスをつける(笑)。
「あ。わかんない詩なんでやっぱヤメ!」ってのはナシ(笑)。

最初は見当外れのことばかりやっちゃうかもしれません。
「全然わかってない」って怒られたりもするかも。
俺もいっぱい怒られてたし(笑)。
でも、半年くらい続けてれば、必ず自分の詩が格段に良くなります。
これは保証する。保証できる。俺が通ってきた道だから。


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