即興詩置き場。

2002年02月20日(水) 言葉で表現できないものを言葉を使って表現する。あるいは限界の設定について。


表出じゃないんだよな。あくまでも表現。
表出させるだけなら、
ある程度の技術を持っていれば誰にでもできる。
そんなところでは満足できない。

あと、言葉で表現できるものを詩で表現したってつまらないのね。
それが目的だったら散文のほうが早いし正確。
どんなふうに表現したって、
それが言葉で表現できるものであるのなら、詩を書く意味がない。俺の中で。
すげぇ矛盾してるけど(笑)。


最近、谷川俊太郎さんのエッセイ(「風穴をあける」草思社)を読んでいて、
なんかすげぇ、「うんうん」ってうなづきながら読んでる。
この人は絶対、詩の限界を知っている。

詩ができること、できないこと。
それは厳然として存在している。

自分が詩を使ってできること、できないことではなくね。
それは詩の限界ではなく、自分の限界です(笑)。


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